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セックスの回数が減った理由、本当は“性癖のズレ”

セックスの回数が減った理由、本当は“性癖のズレ”

どうも、SMTOYORUのヨルです。

最近、セックスの回数が減ったと感じていませんか。

気がつけば、何週間も触れ合っていない。

以前は自然に求め合っていたのに、今ではそのまま日々が流れていくこともあるでしょう。

「仕事が忙しい」「育児で余裕がない」「性欲のタイミングが合わない」

ネットで検索すれば、セックスが減る理由はいくつも見つかります。

それらはたしかに、どれも間違いではありません。

しかし、どこかに納得しきれないモヤモヤを感じている方も多いのではないでしょうか。

本当に、それだけが原因なのでしょうか。

実は、セックスの回数が減っていく背景には、あまり語られてこなかった本質的な理由が存在します。

それが、「性癖のズレ」です。

もっと言えば、「性癖が合っていなければ、たとえ相手をどれだけ好きでも、セックスは自然と減っていく」という現実です。

この記事では、セックスの頻度が下がる原因を表面的な理由だけで片づけず、性癖という視点から、自分自身とパートナーとの“快感の相性”を見つめ直す方法をお伝えしていきます。

関係を深め直すためのヒントとして、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

では、イきましょう。

MOKUJI

良く見る内容「セックスが減る原因」

セックスの回数が減る理由として、ネットの記事や恋愛メディアでは、よく次のような原因が挙げられています。

これらは確かに“事実”ではありますし、納得感もあります。

でも実は、それだけでは説明しきれない部分があるのです。

それぞれの理由をもう少し深く見ていきましょう。

仕事・育児・疲れ・ストレス

最もよく挙げられる理由のひとつです。

毎日の仕事に追われていたり、家事や育児で手一杯だったりすると、心にも体にも余裕がなくなります。

疲れていると「セックスより寝たい」と感じるのは自然なことです。

特に、下のような状況では性欲が後回しになりやすいです。


状況
セックスに影響する理由
朝早くから夜遅くまで仕事疲労で性欲がわかない
小さな子どもの育児中物理的にも精神的にも余裕がない
ストレス過多な環境性的興奮よりも不安・焦りが優先される
ポイント

✔ これは“セックスする余力”の問題です。
✔ でも「回数が減る=性癖の問題」ではなく、“タイミングや環境”の問題であることが多いです。

「マンネリ」や「飽きた」

付き合いが長くなってくると、どうしても新鮮さやドキドキは薄れていきます。

最初のうちは何をしても刺激的だったのに、次第に「また同じ流れ」「もう飽きたかも」と感じてしまうケースです。

こんな風に思ったことはありませんか?

  • 「最初はあんなに興奮してたのに、最近は義務っぽい」
  • 「セックスの流れが毎回ワンパターン」
  • 「新鮮味がなくて、やる気にならない」

これは一見、セックスそのものの問題に見えますが、実は“感情のルーティン化”が原因です。

ポイント

✔ マンネリ自体は悪いことではありません。
✔ でも、刺激を取り戻すには「性癖の再発見」が重要になります(ここにつなげる!)

「性欲の波が違う」

これは「相手はしたいけど、自分はしたくない」「自分は求めているのに、相手は無反応」といったズレです。
性欲には個人差がありますし、ホルモンバランスや生活リズムによって波があります。

男女の性欲傾向(ざっくり)

項目男性女性
性欲の周期比較的安定して高い感情・体調で波がある
トリガー視覚・身体的刺激雰囲気・言葉・安心感
欲求の優先順位高め他の要素に左右されやすい

こうした違いがあると、無理して合わせようとして疲れたり、断られて傷ついたりすることも。

ポイント

✔ 性欲の差は“自然なもの”ですが、それをどう受け入れ合うかが大切です。
✔ でも実はこの違い、「性癖のズレ」とも密接に関係しています。

ただ、これらは本質的な正解じゃありません

ここまで見てきたような理由は、どれも正しいですし、リアルな悩みだと思います。

でも、もし「生活も落ち着いてる」「関係も悪くない」それでもセックスが減っている…

そんなとき、もう一歩深く考えてほしいのです。

セックスが減る本当の原因は、快感を感じられないから、したいと思えなくなっているのかもしれません。

では、なぜ快感を感じられなくなるのでしょうか。

その答えが、「性癖のズレ」にあるのです。

実は見落とされがちな“本当の原因”:「性癖のズレと理解不足」

セックスの回数が減る理由として、仕事や疲れ、マンネリなどがよく挙げられますが、それだけでは説明しきれないケースも少なくありません。

実は、もっと根本的な部分――「性癖のズレ」や「お互いの理解不足」が、セックスの継続や満足度に大きく影響している可能性があります。

ここからは、その“本質的な原因”について具体的に見ていきましょう。

「好きだから気持ちいい」は、錯覚に近い

付き合い始めのセックスは、愛情と興奮が重なって、とても満たされているように感じます。

相手の存在自体が刺激になるので、「ただ触れ合っているだけでも幸せ」と感じる時期です。

ですが、付き合いが長くなるにつれて、セックスの刺激が薄れてきたと感じる方は少なくありません。

そのときに求められるのが、「本当に自分の性欲が満たされているかどうか」という感覚です。

つまり、

「好きだから気持ちいい」ではなく、「プレイが合うから気持ちいい」かどうかが問われるようになります。

でも多くの人は「自分の性癖」を知らない

セックスの回数が減る大きな原因として、「性癖のズレ」があります。

でも、それ以前の問題として、「そもそも自分の性癖をちゃんと理解していない」という人もとても多いです。

日本では、性癖について考える機会がほとんどありません。

「なんとなく気持ちいいからやってる」「好きな人となら何でもいい」

そんなふうに曖昧なまま関係を続けていると、いずれ「物足りなさ」に気づいてしまいます。

まずは、自分自身の“快感の傾向”を知ることが大切です。

以下のチェック項目を使って、自分の中にどんな性的欲求があるかを見つめ直してみましょう。

自分の性癖傾向チェックリスト

  • セックス中に主導権を握られると、ゾクッとすることがある
  • 逆に、自分がリードする側になると興奮する
  • 軽く押さえつけられたり、体を拘束されたりするのが好き
  • 恥ずかしい姿を見られることに、快感を感じる
  • セックス中に目隠しや手錠など、ちょっとした道具を使ってみたいと思ったことがある
  • 行為の前に、じっくりと焦らされたり、雰囲気をつくってもらうと気持ちが高まる
  • ロールプレイ(先生と生徒、職場シチュエーションなど)にちょっと憧れがある
  • セックスの最中に、「恥ずかしいね」と言われるとドキッとする
  • セックスの時の「音」や「匂い」に敏感で、強く意識する
  • 相手の表情、声、息づかいを見て(聞いて)快感を高めるタイプだと思う
  • 自分から誘うより、相手から強く求められたほうがうれしい
  • 普段言えないようなことを、セックス中にだけ素直に言えるタイプだと思う
  • 強引なセックスには興味があるが、パートナーに引かれそうで言えない
  • 「好きだからしたい」より、「気持ちいいからしたい」という気持ちがある
  • キスや前戯を丁寧にされると、それだけで満たされた気持ちになる

このリストに多く当てはまる項目がある場合、あなたには“快感に必要なスイッチ”がしっかり存在しています。

そのスイッチが、相手との関係の中でどれだけ押されているかが、セックスの満足度や継続性に大きく関わってくるのです。

ポイントは、「これが性癖です」と断定するのではなく、自分の中の“快感の傾向”を理解していくこと。言葉にすることで初めて、相手とも共有できるようになります。

そしてこの「自己理解」があるからこそ、次のステップ=相手の性癖を理解しようとすることにもつながっていきます。

「相手の性癖」を知ろうとしない関係

もう一つ大きな落とし穴は、「相手が何に興奮するのか」「どうされたいのか」を知らないまま、なんとなくでセックスをしているカップルがとても多いということです。

これは、セックス=愛情表現だと考えすぎてしまうことにも原因があります。

もちろん、愛情も大切ですが、

快感のスイッチが違えば、お互いに満たされることはありません。

たとえば、こんな会話で相手の性癖を自然に引き出すことができます。

会話例①(雰囲気重視タイプに)
「〇〇って、セックスのときどんな雰囲気だと一番気持ちいいって思う?」

会話例②(プレイ派に)
「ちょっと聞いてみたかったんだけど、してみたいプレイとかあったりする?」

会話例③(恥ずかしがり屋に)
「無理に聞くわけじゃないけど、実はこういうの好き…とかある?」

こうした聞き方なら、プレッシャーをかけずに性癖の共有がしやすくなります。

相手の性癖を見極めるポイント

「性癖」という言葉に抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、セックスにおいてはとても大切な要素です。

どんなプレイが好きか、どうされると興奮するかといった“快感のスイッチ”は、人によって本当にさまざまです。

そして、その性癖は日常の性格や行動パターンとリンクしていることもあれば、まったく逆であることもあります。

つまり、「普段の性格=ベッドでの性癖」とは限らないのです。

だからこそ、付き合っていく中で相手との相性を見極めるには、日常の様子だけで判断せず、

きちんとしたコミュニケーションが欠かせません。

ここからは、「性格と性癖のギャップ」や、「どのように相手の本音に近づいていくか」について具体的に見ていきましょう。

普段の行動と性癖がリンクしている人

性格と性癖が一致しているタイプは、比較的分かりやすい傾向にあります。

たとえば、普段からリーダーシップが強く、物事をはっきり言う人が、セックスでもリードする“責めタイプ”だったり、逆に、控えめで受け身な人が、ベッドの上でも自然と“受け身なタイプ”だったりするケースです。

以下のようなパターンが見られます。

普段の様子セックスの傾向
指示を出すのが得意/決断力がある主導権を握るのが好き(S気質)
物静かで控えめなタイプ受け身・従うことに快感(M傾向)
感情表現が豊かで情熱的スキンシップ重視・濃厚な愛情表現を好む
気遣いができて優しい相手を満足させることに喜びを感じる

このタイプの人は、ある程度セックスのスタイルを想像しやすいので、付き合っていく中で自然と“相性の判断”がしやすくなります。

普段の行動と性癖がリンクしていない人

一方で、日常の性格とベッドでの性癖が“まったく逆”になる人も少なくありません。

このタイプは、外からは見えにくいので、相手の本音に気づきにくく、誤解やすれ違いが生まれやすいです。

たとえば、普段はしっかり者で誰に対しても強気に振る舞っている人が、実はセックスでは完全に受け身で、支配されたい願望を強く持っている、ということもあります。

こんなギャップの例があります。

普段の様子セックスの傾向
仕事ではバリバリのキャリアタイプ実はドMで、責められることで開放される
男友達が多く、自分の意見をはっきり言うベッドでは従順で、相手に全て任せたい
明るく快活でイケイケな人恥ずかしがり屋で、羞恥プレイに興奮する
いつもは穏やかで優しいベッドでは支配欲が強く、S的プレイが好み

このように、「見た目」や「性格」だけでは、性癖は判断できないという前提を持つことがとても重要です。

だからこそ、コミュニケーションが大事

性癖は、外からは見えにくい“心の深い欲望”です。

だからこそ、相手と付き合う中で、セックスの話を恥ずかしがらずに共有できる関係が大切になってきます。

もしあなたが、付き合っていく中でスキンシップやセックスを大事にしたいと感じているなら、「自分はどんなことに興奮するのか」「相手はどんなプレイが好きなのか」といった会話を、少しずつでも交わせるように意識してみましょう。

セックスの話をすることは、軽いことでも下品なことでもありません。

むしろ、相手を本当に大切に思っているからこそ、快感や欲求も尊重したいという気持ちが伝わる、深いコミュニケーションのひとつです。

たとえば、次のようなシンプルな質問から始めてみてもいいでしょう。

  • 「今までで一番気持ちよかったって思った瞬間って、どんなとき?」
  • 「してみたいプレイとか、気になることってある?」
  • 「私のこと、どういう時に一番そそられる?」
  • 「実はこういうの好きかも…って思ってるんだけど、変かな?」

こうしたやりとりができる関係性は、ただ“回数を増やす”以上に、ふたりのセックスの満足度や信頼感を深めてくれます。

セックスの回数を増やす方法

セックスの回数をただ「増やそう」としても、気持ちが乗らなかったり、無理やり感が出てしまっては逆効果です。

大切なのは、「またしたい」と思えるセックスに変えていくこと。そのために最も効果的なステップが、「性癖の共有と理解」です。

ここでは、自分と相手の性癖をどう見つめ、どうすり合わせていくか、そしてそれをセックスにどう活かしていくかを、具体的に紹介していきます。

まず、相手の性癖を知ることが最優先

セックスの満足度を上げ、回数を自然に増やしていくために、最も大切なのは**「相手が何に快感を感じるのか」**を知ることです。

これは、ただ「気持ちいい?」と聞くだけでは分かりません。

性癖とは、どんな刺激に対して、どんなタイミングで、どういうシチュエーションで快感を感じるかという、非常に個人的な“欲求の地図”のようなものです。

たとえば、人によって性癖のタイプは次のように異なります。

性癖タイプ特徴例
視覚的興奮タイプ服装・下着・ボディライン・表情・鏡越しなど「見た目」に反応する
聴覚的興奮タイプ声・息づかい・言葉責め・耳元でのささやきなどに反応する
SM傾向(ドミナント/サブミッシブ)支配したい(ドミ)/支配されたい(サブ)という力関係に快感を覚える
恥じらい・羞恥タイプ恥ずかしいことをされる・見られることに興奮を感じる
感覚刺激タイプ指でなぞる、じっくり焦らす、温度差を感じるなど“触覚”に敏感
シチュエーション重視タイプ禁断・スリル・密室・バレそうな場所など「シーン」に興奮する
ロールプレイ派先生と生徒、先輩と後輩などの設定を楽しむ傾向がある

これらはほんの一部であり、人によっては複数の要素を持ち合わせていたり、特定の相手とだけスイッチが入ることもあります。

相手の性癖をどうやって知ればいい?

「直接聞くのはちょっと…」と思うかもしれませんが、無理に話を引き出す必要はありません。むしろ、自然な会話や反応の中からヒントを見つけるのがポイントです。

以下のような質問ややりとりで、相手の快感ポイントに近づくことができます。

会話例:

  • 「なんか、こういう服装ってそそられるよね。〇〇はどんなのに弱い?」
  • 「ちょっと耳元で話されたりするとゾクッとくることない?」
  • 「たとえば縛られるのとか、目隠しって興味あったりする?」
  • 「どうされると、一番ドキドキする?」
  • 「言葉で攻められるのって、どう思う?」

相手の反応を見ながら、「どうやらこのタイプに興奮しやすいんだな」と観察することが大切です。

焦らず、興味を持って丁寧に聞いてみることで、相手も“性癖を共有しても大丈夫な空気”を感じてくれます。

次に、自分の性癖と照らし合わせてみる

相手の性癖が見えてきたら、次は自分自身の性癖と比べてみましょう。
自分が何を求めているのかを理解しておくことで、どこが重なっているか、どこがズレているかが明確になります。

チェックリストや過去の経験をもとに、自分の興奮ポイントを振り返ってみてください。

  • 「自分はリードされたいタイプか、それとも主導権を握りたいか」
  • 「感覚派か、シチュエーション派か」
  • 「どんな言葉・仕草に一番反応するか」

こうした傾向をはっきりさせることで、相性や工夫すべきポイントが見えてきます。

性癖がマッチしていたら、セックスの中でエロスを最大限に引き出す

もし、自分の性癖と相手の性癖が自然と重なっていたなら――

その関係は、回数では語れないほど濃く、深く、身体の奥から求め合うものへと変わっていきます。

たとえば、相手がリードされたいタイプで、自分が支配したい欲を持っているとしたら。

ただキスを交わすだけでも、唇の使い方ひとつ、押し付ける手の強さひとつで、支配と服従の快感が走る。「こうされたい」と思っていた通りのことが、「自然に」与えられることの気持ちよさ。

それは、快楽を超えて、身体と心の奥で繋がっていくような感覚です。

羞恥にゾクッとする人と、それを楽しませることに快感を感じる人。

静かに耳元でささやかれるだけで身体が反応してしまう人と、その反応を観察しながらじらすのが好きな人。

互いの欲望が、呼吸のタイミングのように合っていくとき、セックスは単なる性行為ではなく、感覚の交歓へと昇華していきます。

そんなときは、遠慮や照れを手放し、エロスを素直に解放してください。

声を漏らすことも、目を見開くことも、震える脚も、全部そのまま出していいのです。

自分のなかに眠っていた本能が、相手によって引き出される快感。

そして、自分の欲望が、相手の快感として伝わっていく興奮。

それが重なり合うセックスは、「いつするか」ではなく、「したくてたまらなくなる」セックスに変わります。

「性癖のズレ」にどう向き合えばいい?

どんなに仲の良いカップルでも、性癖がすべて合致することはほとんどありません。

ちょっとした違いであれば気にならなくても、ズレが大きくなるとセックスの満足度に影響し、回数が減ったり、求める気持ち自体が薄れてしまうこともあります。

では、そんなとき、どう向き合えばいいのでしょうか。

ここでは「話し合う」「理解する」「選択する」の3つの視点から整理していきます。

話し合うための5つのステップ

性癖の話をするのは、とてもデリケートなことです。

「引かれたらどうしよう」「重いと思われたら嫌だ」そんな不安があるのも当然です。

でも、話さないまま距離ができていくのはもっと苦しいもの。

だからこそ、冷静に・タイミングを選んで・正直に話すことが大切です。

以下の5つのステップで、性癖の話し合いを始めやすくなります。

  1. 感情的なタイミングは避ける
    喧嘩中や気まずい時ではなく、穏やかで心が通っている時間を選びましょう。
  2. “否定しない”という前提をつくる
    「ちょっと聞いてみたいことがあるんだけど、変に思わないでね」と、安心できる雰囲気を先につくります。
  3. “興味”として話す
    「こういうの、ちょっと気になってて…〇〇はどう思う?」という聞き方だと、相手も答えやすくなります。
  4. 自分の気持ちを丁寧に伝える
    「実はちょっとこういうプレイに憧れがあって…無理にとは言わないけど、知っておいてほしくて話したんだ」
  5. 相手の反応にすぐ答えを求めない
    聞いた相手も戸惑うかもしれません。すぐに「どうするの?」と詰めず、時間を取って考えてもらうことも大切です。

性癖の共有ができると関係は深まる

多くの人が、「自分の性癖を話したら引かれるかもしれない」と感じています。

特に、「支配されたい」「恥ずかしい姿を見られたい」「主導権を握って快感を引き出したい」などの性的欲求は、日常生活ではなかなか口にしづらいものです。

でも実際には、同じような欲望を抱えている人はとても多く、それをきっかけに本音でつながれるセックスができるようになったカップルもいます。

たとえば、相手が「見られることに興奮する」と知れば、照明の工夫や鏡を使ったプレイで、感度が一気に変わることもあります。ちょっとした理解と工夫で、セックスの質も回数も自然と変わっていくのです。

ズレが大きい場合はどうする?

性癖がまったく噛み合わない、もしくは受け入れがたいと感じることもあると思います。

そのときに大切なのは、「どこまで許容できるか」をお互いに探っていくことです。

完全に受け入れる必要はありません

相手の性癖を100%理解・共感できなくても、その人にとって大事なものとして尊重することはできます。

交渉という選択肢もあります

たとえば「プレイの中で10段階中3くらいまでならOK」「特別な日だけは試してみる」など、中間地点をつくることで、どちらも納得できるスタイルを見つけられることがあります。

無理に合わせないことも大事

お互いに無理をして合わせようとしすぎると、関係そのものが壊れてしまうこともあります。
だからこそ、感情よりも「相性」「許容範囲」で冷静に考えることが重要です。

このような状況では、性癖の交渉ガイドやカップルセラピーの活用も一つの手です。

それでも埋まらないなら…セックスパートナーをつくる?別れる?

どうしても性癖のズレが埋まらない場合、関係をどう続けるかという選択に直面します。

一部のカップルは、「愛情はあるけれど、セックスは別の人と楽しむ」という関係性を選んでいます。

いわゆるセックスパートナーや、オープンな関係を築くスタイルです。

もちろん、誰にでも当てはまる方法ではありませんし、相手との信頼、合意、ルール作りが必須になります。

でも、「性的満足=パートナーとの愛の証」という考え方を少し広げることで、無理に我慢し続けるよりも、互いの幸せに近づけることもあります。

また、どうしても「性の不一致」が原因で愛情や信頼関係にまで影響が出ている場合は、別れるという選択も、決して間違いではありません。

我慢する、合わせるだけが正解ではなく、自分が性とどう向き合いたいかを軸に、正直な選択をすることが何よりも大切です。

セックスの回数が自然と減らないカップル

どれだけ長く一緒にいても、セックスが自然に続いているカップルがいます。

それは特別なテクニックや性欲の強さではなく、日々の関係のつくり方に理由があります。

こうしたカップルには共通点があり、それを意識するかどうかで、セックスの回数や質は大きく変わってきます。

ここからは、セックスが減らないカップルが持っている特徴を具体的に紹介していきます。

なんでも話せる関係(エロいこともオープンに)

セックスが長続きするカップルは、日常の会話の中で「エロい話」も当たり前にできています。

恥ずかしい、気まずい、という感情があったとしても、それを越えて「話しても大丈夫」と感じられる空気があります。

たとえば

  • 「昨日ちょっとエッチな夢見たんだけどさ…」
  • 「前にあれやったとき、実はすごくよかった」
  • 「最近こういうの興味あって、どう思う?」

このように、セックスに関する話題が日常的にできる関係では、回数だけでなく、内容や満足度も自然と深まっていきます。

話せる=相手に性癖を見せられる=快感を深められる。

このシンプルなつながりが、セックスを長続きさせる土台になっています。

必ず人には性癖がある

セックスが減っていく原因のひとつに、「性癖を無視したセックス」があります。

どんな人にも快感のスイッチ=性癖があります。

それを理解せずに「とりあえずする」だけのセックスが続くと、満たされない感覚がたまり、やがて回数は減っていきます。

性癖というと少し構えてしまうかもしれませんが、実はとても身近なものです。

性癖の一例快感ポイント
耳元でささやかれるのが好き聴覚刺激
主導権を握られたいサブミッシブ傾向
道具や演出でプレイしたい演出欲求
恥ずかしがる姿に興奮する羞恥フェチ
ゆっくり焦らされたい感覚重視

自分も相手も、それぞれの性癖に対して「当たり前にあるもの」として向き合えるカップルは、セックスが形だけで終わらず、快楽として満たされ続けるのです。

そもそもセックスの重要度が近い人と付き合う

付き合う前に、「セックスをどれくらい大事にしているか」は、実はとても重要なポイントです。

性格や趣味と同じように、性に対する価値観も大きな相性のひとつです。

セックスの優先順位が合っていないと、どちらかが不満を抱え続けることになります。

セックスの重要度が違うカップルの例
Aさん:セックスが愛情表現だと思っている
Bさん:セックスは気分次第、なくても平気
Aさん:毎週1回はしたい
Bさん:月に1回でも多いと感じる

こうしたズレは、時間とともに積み重なり、「回数が減った」という問題に発展していきます。

恋愛初期のドキドキだけでなく、「セックスにどれくらい重きを置いているか」も、付き合う前に確認しておくと、関係が安定しやすくなります。

そもそも性癖がマッチする人と付き合う

性癖の一致は、長期的なセックスの満足度に強く関わります。

お互いの欲望が自然に噛み合っている関係では、無理せずともセックスが「またしたくなる」ものになりやすいのです。

もちろん、すべてが一致する必要はありません。

でも、ベースとなる快感の方向性(リードしたい/されたい、雰囲気重視/刺激重視など)が近いと、少しの工夫で深い満足に繋がります。

性癖が近いカップルの例

Aさん(女性)受け身タイプ・恥じらいに興奮する

Bさん(男性)主導権を握るのが好き・羞恥を見たい欲がある

→ セックスの内容も、満足度も自然と高まる

セックスが長く続く関係を望むなら、性癖の相性は“感性の相性”と同じくらい大切です。

相手に合わせる人と付き合わない(超重要)

一見うまくいっているように見えても、「自分の欲望を押し殺して相手に合わせ続ける」関係は、必ずどこかで限界が来ます。特にセックスでは、自分の欲求に嘘をつくことは、心と身体のズレにつながります。

  • 相手がしたいときだけ応じる
  • 本当は満たされていないのに「気持ちよかった」と言ってしまう
  • 自分の性癖を伝えられずに我慢する

これらが積み重なると、「セックスってこんなものか」と諦めるようになり、やがてセックス自体が減っていきます。

合わせることは優しさではありません。

意見を持ち、共有し、ぶつかってでも理解し合おうとする関係こそが、セックスを続ける土台になります。

一番大切なのは自分の性癖をまずは受け入れる

セックスがうまくいくための第一歩は、テクニックでも頻度でもありません。

一番大切なのは、自分の性癖を自分自身で受け入れることです。

人は誰でも、何かしらの性癖や快感のスイッチを持っています。

それがどんなものであっても、誰かと違っていても、それを恥じる必要はまったくありません。

「こういうことに興奮する自分って、おかしいのかな」
「普通じゃない気がして、誰にも言えない」
「相手に引かれるのが怖くて、ずっと黙っている」

こうした気持ちを抱えたままでは、本当に満たされるセックスにはなかなかたどりつけません。

まずは、自分の性癖を“あって当然のもの”として受け止めること。

それが、相手と心からつながるためのスタートになります。

たとえば、自分がこんな傾向を持っていたとしても、それは異常ではなく、むしろ多くの人が共通して持っている感覚です。

性癖実はよくある感覚
支配されたい・縛られたい安心感・非日常への欲求
主導権を握りたい相手を満足させたい支配的快感
恥ずかしい状況で興奮する見られること・羞恥に敏感な性感覚
声や音、匂いに強く反応する五感を通じた性反応の強さ
ロールプレイにときめく現実からの解放、想像力の興奮

誰もが「自分だけがおかしいのかもしれない」と感じがちですが、実は多くの人が似たような感覚を持っています。だからこそ、まずは自分の欲望を否定しないことが何よりも大切なのです。

性癖を受け入れることで初めて、

  • 自分が本当に満たされるセックスとはどんなものか
  • パートナーに何を伝えたいのか

が見えてきます。

無理にオープンになる必要はありません。

ただ、自分の心と身体が反応するポイントを「それでいい」と思ってあげること。

そこから、セックスは変わり始めます。

Q&Aコーナー|性癖とセックスの悩みに答えます

セックスの回数や満足度に関する悩みは、人にはなかなか相談しにくいものです。

ここでは、よくあるリアルな悩みを取り上げ、それぞれの視点から向き合い方のヒントをお伝えします。

Q1:「自分ばかり誘っててつらい…性癖の不一致かも?」

誘うのはいつも自分だけ、断られることが続くと、「私ばかりが求めてるのかな」とつらくなりますよね。

その背景には、性欲の波の違いだけでなく、性癖のズレがある可能性もあります。

たとえば、相手は「淡白」「刺激が少ないプレイが好き」「雰囲気よりスキンシップ派」など、快感のスイッチがあなたと違うのかもしれません。

一度、「どんなときに自然とその気になる?」「気持ちいいと感じたセックスってどんなだった?」と、探るように聞いてみましょう。

相手の反応から、性癖のヒントが見えてくるかもしれません。

Q2:「ノーマルすぎる彼に物足りなさを感じている…伝えるべき?」

もしあなたが「もっと刺激的なことがしたい」と感じているなら、それは心が求める自然な欲望です。

我慢し続けていると、セックスそのものが億劫になっていくので、早めに伝えるのが大切です。

ただし、いきなり「つまらない」と否定せず、「実はこういうのちょっと興味あって…」というように、共有の提案として伝えるとスムーズです。

伝えることで関係が深まることはあっても、壊れることはほとんどありません。

むしろ、あなたの本音を知ることで、彼も自分の性癖に気づき始めるかもしれません。

Q3:「彼が急に冷めたのは、プレイの満足度が原因?」

可能性はあります。

とくに、付き合いたての頃に“愛情”で盛り上がっていたセックスが、性癖のズレによって満足できない状態に変わると、回数も気持ちも落ち着いてしまうことがあります。

性癖の不一致により、本人も自覚のないまま“物足りなさ”や“疲れ”として距離を取り始めることがあるのです。

まずはセックスの回数や頻度の変化を責めるのではなく、「最近はどういうのが気持ちよく感じる?」というニュートラルな問いかけから会話を始めてみてください。

Q4:「性癖って本当にみんなあるの?私は特になさそう…」

はい、誰にでも性癖=快感の傾向はあります。

それがはっきりしている人もいれば、無自覚のまま過ごしている人もいます。

たとえば、「雰囲気が大事」「匂いに敏感」「焦らされると感じる」なども立派な性癖です。

派手なプレイや道具がなくても、五感・感情・シチュエーションなど、自分が“気持ちいいと感じるパターン”を掘り下げることが、性癖の理解に繋がります。

「性癖=変態的なこと」ではなく、「自分の快感のスイッチ」と考えてみてください。

Q5:「彼に自分の性癖を打ち明けるのが怖いです」

とてもよくある感情です。

「こんなこと言ったら引かれるかも…」という不安があるのは当然ですが、性癖を話せる関係は、セックスをただの作業から“楽しめるもの”に変えてくれます。

最初から全部を言う必要はありません。

「ちょっと気になってることがあるんだけど…」という入り口から、徐々に話してみましょう。

大事なのは“共有する勇気”です。

本当の意味でつながりたいと思う相手なら、性癖を知って引くより、知れてうれしいと思ってくれるはずです。

Q6:「相手に合わせるばかりで、自分の欲望を出せません」

相手に合わせることが優しさだと感じる人は多いですが、それが続くと“自分が消えるセックス”になってしまいます。

最初は気づかれないかもしれませんが、少しずつ「物足りない」「またしたいと思えない」という感情が積もっていきます。

セックスは二人でつくるものです。

我慢や妥協ではなく、「こうしたい」「これが気になる」といった欲求も、大切に扱っていいものです。

まずは、自分の気持ちを小さくてもいいので口に出す練習から始めてみてください。

その一言が、あなた自身を取り戻すきっかけになります。

ここまで読んでくれたあなたにおすすめ記事です。

まとめ|セックスの回数が減った原因を、“本当の意味で”見つめてみよう

セックスの回数が減る原因は、仕事や疲れ、環境の変化などさまざまですが、それだけでは語りきれない部分があります。本質的な理由は、「快感の相性」や「性癖のズレ」にあるかもしれません。

セックスは、愛情の証明ではなく、欲望や快感を共有するコミュニケーションでもあります。

自分と相手の性癖を理解し合い、無理せず正直な関係を築くことが、セックスレスの解消だけでなく、心と身体のつながりを深める第一歩になります。

最後に

「愛は言葉でつながり、快感は沈黙で確かめ合う」

MOKUJI