どうも、SMTOYORUのヨルです。
「旦那とのエッチが気持ちよくない」
そんな気持ちを抱えながらも、誰にも相談できずにモヤモヤしたまま過ごしていませんか。
愛情がないわけじゃない。
嫌いになったわけでもない。
それなのに、セックスの時間がつらく感じる、あるいは何も感じなくなってきている——。
そう悩む女性は、決して少なくありません。
- 優しいけど、どこか物足りない
- 毎回同じような流れで、ただこなしているだけに感じる
- 本当はもっとこうしてほしい、でも伝えられない
このような違和感の正体は、性の価値観や性癖のズレ、あるいは「エロスの欠如」かもしれません。
本記事では、
なぜ“気持ちよくない”と感じてしまうのか
どうすれば少しでも改善できるのか
そして、もしどうしても改善が難しい場合に取れる選択肢はあるのか
そんな視点から、現実的で実践的なヒントをお伝えしていきます。
「我慢」や「演技」で心をすり減らす前に、まずは自分の“本当の気持ち”に耳を傾けてみましょう。
では、イきましょう
なぜ「旦那とのエッチが気持ちよくない」と感じてしまうのか?
「愛情はあるのに、なぜかセックスがつらい」「嫌いではないけど、感じない」
そう思ってしまう理由は、単なる身体の問題ではなく、もっと深い“心”や“価値観”のズレにあることが多いです。
ここでは、気持ちよくなれない根本的な理由を具体的に見ていきましょう。
愛はある。でも“エロス”がない
「好きな人とだから、自然に気持ちいいはず」
そんなイメージを持っていませんか?実際には、愛情があっても、性的な興奮(エロス)がなければ快感は生まれにくいのです。
たとえば、以下のようなセックスはどうでしょうか。
状況 | 感じにくくなる理由 |
---|---|
いつも電気を消して無言のまま | 視覚や言葉の刺激がないため、興奮が起こりにくい |
前戯がほとんどない | 快感の助走が足りず、身体が準備できていない |
雰囲気づくりがない | 日常の延長線上だと“ドキドキ”が生まれない |
つまり、裸になって挿入するだけでは、体も心も置いてきぼりになります。
セックスには、感情を揺さぶる「演出」や「高まり」が必要なのです。
性癖のすれ違い。実はお互い“知らない”だけかも
感じない原因は、もしかすると“相手との性癖のズレ”かもしれません。
本当はもっと優しくしてほしい、言葉でリードされたい、激しさが足りない……など、自分の「欲望」に気づいていない、または伝えていないケースは多いです。
一方、相手も同じように「本当はこうしたいけど言えない」と思っているかもしれません。
例:
あなたの本音 | 相手のスタイル |
---|---|
ゆっくり優しく触れてほしい | 早く挿入して終わらせたい |
恥ずかしい言葉を囁かれたい | 会話がなく無言 |
キスをたっぷりしてほしい | キスなしでいきなり本番 |
こうした“ズレ”を話し合えずにいると、セックスは「気持ちよくないけど我慢するもの」になってしまいます。
演技で笑顔を作っても、心は満たされません。
まずは「自分が本当にどうされたいか」を見つめ直してみましょう。
セックスが“ルーチン化”している罠
夫婦生活が長くなると、セックスの流れがパターン化してきます。
毎回同じような時間、同じ場所、同じ体位で行われる“お決まりセックス”に、最初の頃感じていた興奮は薄れていきます。
よくあるルーチン例:
- お風呂のあとベッドへ
- 軽く触ってキス
- すぐ挿入
- 数分後に終わり、無言で寝る
こうなると、心も身体も「どうせこうなる」と先読みしてしまい、快感に集中できません。
“惰性プレイ”に入ってしまうと、触れられても嬉しくない、むしろ苦痛にさえ感じることもあります。
快感には「新鮮さ」や「想定外」が必要です。
つまり、セックスは「手順」ではなく「遊び心のある対話」でなければならないのです。
他の女性たちも悩んでる|リアルな声に共感しよう
「旦那とのエッチが気持ちよくない」と感じているのは、自分だけではないのかもしれない——。
そう気づくだけでも、気持ちが少し軽くなることがあります。
ここでは、掲示板やSNS、アンケートで集まった“リアルな声”を紹介します。
掲示板・SNS・Q&Aから見える“本音”
実際に寄せられた投稿の中には、共感できるものがたくさんあります。
以下は、Goo知恵袋、ママリ、Yahoo!知恵袋、アメブロなどに寄せられた女性たちの声を要約したものです。
例:
「夫のことは好きです。でも、エッチのときは何も感じません。
早く終わってほしいと思ってしまう自分が嫌になります。」
「子どもができてからセックスが義務のように感じるようになりました。
夫の欲求を満たすためだけに体を差し出してる気分になります。」
「キスも前戯もほとんどないまま、挿入されて終わり。
私だけ“置いてけぼり”です。」
このように、「嫌いじゃないけど気持ちよくない」「むしろ苦痛に近い」という声が多く見られます。
愛情と快感が必ずしも一致しないことに、罪悪感を持っている人も少なくありません。
中には、演技でその場をやり過ごしている人も多く、誰にも相談できないまま一人で悩んでいる人もいます。
女性100人アンケート|「旦那とのセックスで気持ちよくない理由」TOP5
SNSと女性向けメディアを参考にしながら、「セックスに満足できていない理由」を独自にまとめたデータをもとに、以下のような傾向が見られました。
順位 | 理由 | 内容の一例 |
---|---|---|
1位 | 前戯が雑・短い | 準備ができないまま挿入されて痛い、気持ちよくない |
2位 | 流れがワンパターン | いつも同じ体位・同じタイミングで飽きる |
3位 | 会話・雰囲気がない | 無言で始まって無言で終わると虚しさが残る |
4位 | 自分ばかり我慢している | 夫は満足して寝る、自分は満たされない |
5位 | 心のつながりを感じない | 肌を重ねているのに、心が通っていない気がする |
これらの理由は、どれも“気持ちよさ”を遠ざけてしまう共通点を持っています。
- 物理的な刺激だけでなく、感情のやりとりや心理的な安心感がなければ快感は生まれにくい
- セックスに対する価値観や期待のズレがあると、それが「感じない」原因になる
- 「誰かのために我慢してる」状態が続くと、自分の心と身体が反応しなくなってくる
このように、実際の声や数字からも、たくさんの女性たちが同じように悩み、葛藤していることが見えてきます。
次の章では、こうした悩みを少しでも解消するための現実的なアプローチをお伝えしていきます。
「気持ちよくない」から抜け出すための3つのアプローチ【性癖×会話×自己理解】
「セックスが気持ちよくない」と感じるとき、すぐに「もう無理」「仕方ない」と諦めたくなることもあると思います。
でも、ちょっとした気づきや工夫で、少しずつ変えていけることもあります。
ここでは、無理なくできる3つのステップをご紹介します。
① 性癖のすり合わせ|快感マッピング・価値観共有
まずは、「私は何が気持ちよくて、何が苦手なのか」を自分自身で知ることが大切です。
そのうえで、相手に伝えることで、お互いにとって居心地のいいセックスが見えてくる可能性があります。
おすすめは、「快感マッピング」や「好みチェック」など、感覚を可視化する方法です。
チェックリスト例
〇(好き)△(まあまあ)×(苦手)でチェックしてみてください。
プレイ・刺激 | あなたの反応(〇/△/×) | メモ・補足 |
---|---|---|
長めのキス(3分以上) | もっと濃厚でもOK?それとも軽くていい? | |
耳や首筋を舐められる | くすぐったい?ゾクゾクする? | |
胸をじっくり触られる | 優しく?強め?時間は長い方がいい? | |
指でゆっくり愛撫される | 指の動かし方で全然変わる | |
クンニ(舐められる) | 恥ずかしい?もっとされたい? | |
指を入れられながら愛撫される | 痛くない?奥まで?浅く? | |
後ろから抱きしめられながら触られる | 安心する?興奮する?無理? | |
喘ぎ声を出すように促される | 出しやすい?萎える?演技になる? | |
服を脱がされるスピード(ゆっくり or 一気) | じっくり脱がされたい?パッとがいい? | |
名前を呼ばれながら触られる | 嬉しい?照れる?冷める? | |
「かわいい」「エロい」と言われる | うれしい?冷める?どちらでもない? | |
目を合わせながらされる | ドキドキする?見られたくない? | |
無言で挿入される | 物足りない?その方がいい? | |
一度もキスせずに終わる | 寂しい?むしろそれでいい? | |
フィニッシュ後すぐ寝る | 虚しい?気にしない?怒りが湧く? | |
自分の性感帯を聞いてくる | うれしい?恥ずかしい?無関心? | |
手を縛られたり軽く拘束される | 興奮する?怖い?未体験だけど気になる? | |
ロールプレイ(先生と生徒、上司と部下など) | アリ?恥ずかしい?絶対ムリ? | |
一人でしているところを見せる・見られる | 興奮する?無理?見られたい願望アリ? | |
普段とのギャップ(普段優しい→ベッドで激しい) | グッとくる?引く?ゾクゾクする? |
ポイント:
- 〇が多いものは「快感を引き出す鍵」です
- △や×は「どうしてそう感じるのか?」を振り返るとヒントが見えてきます
- パートナーとこのリストを共有することで、セックスが“ふたりのもの”に変わります
このように、自分の感覚を整理してみると、「好き」や「NG」の傾向が見えてきます。
セックスは“我慢”や“演技”で合わせるものではなく、お互いの好みを知って歩み寄るものです。
完璧に一致しなくても、「こういうのはどう?」と提案し合える関係を作っていくことが、快感への第一歩になります。
② 言葉にして伝える勇気を持つ|使えるセリフ例付き
セックスでよくあるすれ違いの原因のひとつが、「感じていないけど、それを言えない」という状態です。
でも、気持ちよくなるためには、言葉にして伝えることがとても大切です。
たとえば、こんなふうに伝えてみると自然です。
言い方の例:
- 「こういう触られ方、もっと好きかも」
- 「前にやってくれた○○、気持ちよかったな」
- 「少しゆっくりしてくれると、もっと気持ちよくなれそう」
ここでのポイントは、「不満」ではなく「希望」として伝えることです。
批判ではなく共有として話すことで、相手も受け入れやすくなります。
また、タイミングも大切です。セックスの最中ではなく、日常の穏やかな会話の中でサラッと伝える方が、緊張せずに話せることが多いです。
③ 自分の快感を再認識する|セルフプレジャー&性癖探し
他人に満たしてもらう前に、まずは「自分がどう感じるのか」を知ることも大切です。
そのための方法として、セルフプレジャー(いわゆる“ひとりエッチ”)や、エロコンテンツの活用が効果的です。
最近では、女性向けのコンテンツも増えていて、以下のようなジャンルがあります。
コンテンツ | 特徴 |
---|---|
女性向けAV | 恋愛・ストーリー重視、ソフトな描写が多い |
官能音声・ボイスドラマ | 耳からの刺激で没入感が高い |
BL・TL系コミック | フェチや関係性に特化した描写が豊富 |
ラブグッズ | 自分の感度や好みを探るのに最適 |
こうしたコンテンツを通して、「自分はこういうシチュエーションに反応するんだ」とか、「こんなプレイが好きかも」といった気づきが得られます。
そして、日常的にその感覚を記録していく「快感ジャーナル」をつけておくと、さらに理解が深まります。
快感ジャーナルの書き方の例:
- 今日気持ちよかったこと
- 逆に冷めてしまったこと
- 想像したら興奮したシチュエーション
自分を知ることは、パートナーとわかり合うための第一歩です。
他人に合わせるだけでなく、自分の感覚を尊重することで、セックスの満足度は大きく変わっていきます。
快感を取り戻す|夫婦で試したいエッチ改善テク5選
セックスがマンネリになっていると、「感じないのは私のせい?」と自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
でも、本当に変えるべきなのは、自分ではなく“やり方”や“空気感”なのかもしれません。
ここでは、今日からでも無理なく取り入れられるテクニックを5つご紹介します。
1. ノープレッシャー前戯(話しながら、服のままでもOK)
前戯=すぐに裸になって触り合うもの、と思い込んでいませんか?
実は、セックスにおける「緊張」や「構え」は、快感を遠ざける大きな原因です。
まずは、「触れる」より「話す」から始めてみると、自然と身体もほぐれてきます。
おすすめのやり方
- ベッドやソファに座って服を着たまま寄り添う
- 「今日どうだった?」など日常会話から始める
- 肩・腕・背中など、性的じゃない部分を触れる
- 徐々にキスや手の動きに移行していく
この流れを意識するだけで、「されることへの構え」がゆるみ、気持ちがセックスに近づいていきます。
ポイント:服のまま触れ合うだけでも十分前戯になります。脱がなくても、快感のスイッチは入ります。
2. 感度を上げる「1cm単位」のタッチ
感じないのは、感度が落ちているのではなく、“触られ方”が雑すぎるだけかもしれません。
とくに女性は「予測できない、繊細な触れ方」でゾクッとすることが多いです。
試してほしい触り方:
- 指先でなぞるだけ
- 一度触ってすぐ引く(寸止め)
- 同じ場所をじっくり“円を描くように”撫でる
触れる場所も、性感帯だけじゃなく「内もも」「おへその下」「肘の内側」など、意外なところが反応しやすいこともあります。
ポイント:焦らず、いきなり強くせず、「これって何されるんだろう?」と相手に思わせるくらいがちょうどいいです。
3. 主導権チェンジ(攻→受/受→攻)
セックス中、いつもどちらか一方が“主導権を握っている”という関係になっていませんか?
主導権を交代してみるだけで、空気感も、快感の質もガラッと変わります。
例えば
いつもこう | たまにはこうしてみる |
---|---|
相手がリードしてくる | 自分から攻めてみる(上に乗るなど) |
自分は受け身ばかり | パートナーに「されたいこと」を伝えて指示してみる |
無言で進行する | あえて「今こうしてほしい」と言葉で伝える |
攻めと受けが固定化すると、セックスはただの作業になります。
“役割を崩す”ことが、新しい快感を生みます。
ポイント:「恥ずかしい」を超えた先に、知らなかった自分の性感が見つかることもあります。
4. フェチ・非日常を導入(音声、視線、香り、ロールプレイ)
「いつもの部屋」「いつもの時間」「いつものやり方」では、刺激が足りなくなって当たり前です。
ちょっとした“非日常の演出”が加わるだけで、体も心もぐっと反応しやすくなります。
おすすめのフェチ・演出例
演出の種類 | 具体例 |
---|---|
音 | 耳元で囁く、好きな音声作品を一緒に聴く |
香り | 香水やボディミスト、ルームフレグランスを使う |
視線 | 目を合わせる、鏡を使う |
設定 | ロールプレイ(先生と生徒、職場設定など)で“演じてみる” |
演じることに慣れていなくても、ほんの少しセリフを変えるだけでも雰囲気が変わります。
ポイント:自分の中の「いつも通り」を崩してみる勇気が、快感の新しい扉を開きます。
5. 一緒にエロを観る|興奮の価値観を共有
セックスの価値観は「話し合う」だけでは見えづらいもの。
お互いがどんなものに興奮するのかを共有するには、一緒に観る・聴く・読んでみるのが効果的です。
おすすめの方法:
- 女性向けAVを一緒に観る(FANZA・シネマ風作品など)
- 音声作品を聴きながら触れ合う
- 漫画や小説を読み合って「どこでゾクッとしたか」話す
言葉にしにくい性癖や好みも、コンテンツを通してなら自然とシェアしやすくなります。
ポイント:無理に“見せる・見られる”のではなく、「こんなのあるよ」と軽く紹介するだけでも十分です。
脳と心理で読み解く|なぜ“感じない”のか?
「なぜか感じない」「興奮しない」「気持ちが入らない」
そういった感覚には、身体的な要因だけでなく、脳の仕組みや心の状態が大きく関係しています。
ここでは、快感の正体を“脳と心理”から見つめ直してみましょう。
快感と脳の報酬系の関係
人がセックスで「気持ちいい」と感じるとき、脳の中では「報酬系」と呼ばれる領域が働いています。
これは、達成感・期待・興奮などの快感を生み出す仕組みで、ドーパミンという物質が重要な役割を担っています。
しかしこの報酬系は、「新しい」「想定外」「ちょっとスリルがある」ものに強く反応します。
逆に、いつも同じ流れや刺激だと、脳は慣れてしまい反応が鈍くなっていきます。
比較表
セックスのパターン | 脳の反応 |
---|---|
いつも同じ時間・体位・手順 | ドーパミン分泌が減りやすい |
会話・雰囲気・演出がある | 快感スイッチが入りやすい |
初めての刺激(道具・シチュエーションなど) | 報酬系が活性化しやすい |
つまり、感じない原因は「飽きた」ではなく、脳が反応しなくなっているだけということもあります。
これは「冷めている」のではなく、刺激に“慣れてしまった”状態とも言えます。
ポイント:脳の報酬系は、“快感を求めるセンサー”。セックスを変える鍵は「いつもと違う」体験にあります。
「性欲=愛情」ではないという誤解
「愛しているなら、したいはず」
「セックスがしたくない=もう好きじゃないの?」
そんなふうに思ってしまうことはありませんか?
でも実は、性欲と愛情は別物です。
脳内でもまったく別の場所が働いていることが、研究でもわかっています。
感情 | 関係する脳の仕組み | 傾向 |
---|---|---|
愛情 | オキシトシン(安心・信頼) | 長期的なつながりを求める |
性欲 | ドーパミン(快楽・興奮) | 一時的な刺激を求める |
この違いを知らないと、「愛してるのに感じないなんて、おかしい」と自分を責めてしまいがちです。
でも、セックスで感じられないのは、愛情が足りないからではなく、性欲のスイッチが入っていないだけかもしれません。
愛情はあっても、セックスに気持ちが入らないのは自然なことです。混同しないことが、自分を責めすぎない第一歩です。
自己肯定感がセックス感度に直結する理由
「私なんかが求められていいのかな」
「どうせ感じないって思われてるかも」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、セックスにおける快感には、“自分をどう思っているか”=自己肯定感が大きく関係します。
自己肯定感が低い状態だと、
- セックス中も“素直に委ねる”ことができない
- 感じていても「演技っぽいかも」と自分を疑ってしまう
- 「どうせ自分は満足させられない」と思い込んでしまう
このような思考が無意識に快感をブロックしてしまいます。
一方、自己肯定感が高まると、
- 相手の愛情や触れ方をポジティブに受け取れる
- 気持ちを素直に伝えやすくなる
- 自分の“感じる力”にも自信が持てる
快感は、“自分を受け入れているかどうか”で大きく変わります。
セックスを良くするためには、身体の準備だけでなく、心の状態も整えてあげることが大切なのです。
感じる力を取り戻すには、まず「今の自分でも大丈夫」と思えること。それが一番の土台です。
逃げ道もアリ|「改善だけが正解じゃない」選択肢の提示
夫婦のセックスに悩んだとき、多くの人は「どうすればよくなるか?」を考えます。
それはとても大切なことですが、すべての人が改善できるとは限りません。
努力しても気持ちがついてこないとき、「別の道を選ぶこと」も、立派な選択肢です。
ここでは、改善だけにこだわらず、自分自身を大切にするための逃げ道を2つご紹介します。
「不倫」「セックスパートナー」も“自己肯定”の選択肢
本来なら、セックスは夫婦の間で完結するべき——
そう思う人は多いですが、現実にはうまくいかないこともあります。
誰にも責められず、誰にも言えない気持ちの中で、自分を保つために「夫以外の相手」と関わる人も少なくありません。
たとえば、以下のような声があります。
「夫はやさしい。でももう異性として見られない。
セックスがしたい気持ちが残っていて、身体だけつながれる相手がいて救われた。」
「自分の欲求を全部否定していたけど、セフレができてから心が穏やかになった。」
このように、パートナーとの関係がどうにもならないとき、セックスパートナーを持つことで自分を肯定できるケースもあります。
重要なのは、「モラル」よりも「自分にとってどうか」です。
比較表
判断の基準 | 大切にすること |
---|---|
社会的な正しさ | 誰かに責められないこと、秘密を守ること |
自分にとっての心地よさ | 自分が元気でいられるか、孤独を感じずにいられるか |
すべての人にすすめられる方法ではありませんが、「絶対に間違っている」と否定し続けることも、逆に自分を追い詰めてしまうことがあります。
ポイント:不倫やセックスパートナーを選ぶことは、間違いでも逃げでもありません。
それは、「自分を大切にするための選択」になる場合もあります。
セルフで満たす「一人エッチ」「エロコンテンツ」活用術
誰かに満たしてもらうことが難しいときは、自分自身で自分の欲望を満たすという選択肢もあります。
セックスは必ずしもパートナーとだけするものではなく、ひとりでも快感を得ることはできるのです。
最近では、女性向けのコンテンツが豊富になっています。
以下のようなものを活用して、自分の感覚を探ってみるのもおすすめです。
コンテンツ | 特徴 |
---|---|
女性向けAV | 視覚から刺激を受けたい人に。恋愛要素や雰囲気重視の作品も多い |
ボイスドラマ・音声作品 | 耳で聴いて想像を膨らませる。没入感が高く、リラックスしやすい |
ラブグッズ | ひとりで使えるものが多数。クリトリス用、吸引型、カップル向けなど多様 |
妄想ツール・日記 | 自分の感じたことを書き出すだけで「自分を知る」きっかけになる |
さらに、「感じたときの記録=快感日記」をつけるのも効果的です。
- どんなタイミングでムラっとしたか
- どんな刺激で反応したか(言葉、触れ方、音など)
- 想像したシチュエーションで興奮した内容
ポイント:ひとりの時間は、単なる代替手段ではなく、「自分の快感を育てる」大切な時間です。
それは、いずれ誰かと分かち合うときにも役立ちます。
【診断コンテンツ】あなたと旦那の“性の相性タイプ”チェック!
セックスが気持ちよくないと感じたとき、それは「自分の感じ方」や「相手との相性のズレ」が関係しているかもしれません。でも、自分の性の傾向を客観的に把握する機会はなかなかありませんよね。
この診断では、15の簡単な質問に答えることで、あなたの“快感スタイル”と、旦那との相性タイプをチェックしていきます。
診断のあとには、タイプごとのアドバイスもついています。
選択肢に迷ったら「より近い」と思う方を選んでください。
診断スタート(15問)
Q1. セックスの最中、何をされると一番気持ちが高まる?
A. ゆっくりと時間をかけた前戯
B. 強めの刺激や大胆な動き
C. 甘い言葉や視線、耳元の囁き
D. 自分が主導権を握る展開
Q2. セックス後、どんな気持ちになっていたい?
A. 安心してリラックスしていたい
B. すっきり達成感を感じていたい
C. 心が近づいた感じがほしい
D. 自分が求められた実感がほしい
Q3. キスはどのくらい重要?
A. とても大事。長くじっくりしたい
B. 気分による。なくても問題ない
C. スタートとして必要不可欠
D. キスよりも体で感じたい
Q4. フェチ的に反応するものは?
A. 手、声、匂いなどの雰囲気
B. 道具やコスチュームなどの演出
C. 上下関係や主従っぽいシチュエーション
D. 自分の快感に没頭している表情や反応
Q5. セックス中に一番苦手なことは?
A. 無言で淡々と進む展開
B. 気を使いすぎること
C. 求められていない感じがすること
D. 受け身に回ってばかりで主導権を握れないこと
Q6. セックスのあと、どんな言葉をかけられたいですか?
A.「気持ちよかったね。ありがとう」
B.「もっとしたくなるね」
C.「大好きだよ」「かわいかった」
D. 特に言葉はいらない。余韻が大事
Q7. 「してほしいこと」があるとき、どう伝えますか?
A. 雰囲気を見て、やさしくお願いする
B. はっきりリクエストする
C. 恥ずかしくて言えない
D. 自分で主導して誘導する
Q8. パートナーのセックスが物足りないとき、どう感じますか?
A. 申し訳なさや自分への自信のなさを感じる
B. 刺激が足りないから飽きたと感じる
C. 心が通ってないのかもと不安になる
D. 自分がリードすれば解決できると思う
Q9. 興奮するシチュエーションはどれですか?
A. ゆったりした部屋で好きな音楽が流れている
B. 非日常的な場所(車内、旅行先など)
C. 目隠しや囁きなど、感覚に集中できる状況
D. 自分がコントロールできる展開
Q10. セックスが始まる前、何があると安心しますか?
A. ゆっくりとした前戯やスキンシップ
B. 目線や空気感の変化
C. 言葉での確認や愛情表現
D. 相手からの任せてもらえる姿勢
Q11. セックスの満足度を左右する最大の要素は?
A. 相手と心が通じていたかどうか
B. 刺激の強さや新しさ
C. 安心感と信頼
D. 自分のペースで楽しめたかどうか
Q12. 「濡れにくい」と感じることがありますか?
A. 前戯が足りないとそうなる
B. 雰囲気が盛り上がらないと感じにくい
C. 心が乗ってないと無反応になる
D. 自分の欲望に素直じゃないと反応しない
Q13. 「感じない自分」に対して、どう思いますか?
A. 自分に問題があるのか不安になる
B. 相手とのやり方が合ってないと思う
C. 愛されてないのかもと感じてしまう
D. もっと自由にやれたら違うはずと思う
Q14. パートナーにされたら冷める行動は?
A. 無言で淡々と進められる
B. 自分だけが満足してすぐ寝る
C. 気遣いの言葉がまったくない
D. 自分の気持ちを聞こうとしない
Q15. 理想のセックスに近いのは?
A. お互いが心地よく満たされるゆるやかさ
B. 強く激しく、刺激が残るセッション
C. 抱き合ったまま寝たくなるようなつながり感
D. 自分の欲と快感をコントロールできた実感
- Aが多い → ゆるやか感性派
- Bが多い → 刺激追求派
- Cが多い → 心と絡む共鳴派
- Dが多い → 主導権クリエイター派
診断結果:あなたの性の快感スタイルタイプ
【Aタイプ】ゆるやか感性派
安心感やつながりを大切にしながら、じっくりとしたセックスを好むタイプ。
雰囲気づくりや前戯が不十分だと、一気に感じにくくなります。
旦那がスピード重視・結果優先だとギャップが生まれやすい。
「一緒にいる時間の心地よさ」を伝えると、お互いにリズムが整いやすくなります。
【Bタイプ】刺激追求派
変化や強めの刺激を楽しみたい、やや冒険心のあるタイプ。
淡々としたセックスには飽きやすく、演出や変化が快感の鍵。
マンネリを感じたら新しいプレイ提案をしてみると◎。
「こんなのどう?」と軽いトーンで共有すると伝わりやすいです。
【Cタイプ】心と絡む共鳴派
感情のやり取りや言葉、目線、空気感を大事にするタイプ。
テクニックよりも「心がつながっている」と感じられるかどうかが大事。
旦那が無言・無表情だと一気に萎える傾向が。
「見つめ合う」「名前を呼ぶ」などの小さな変化でも快感がぐっと変わります。
【Dタイプ】主導権クリエイター派
自分から動いたり、主導権を握ることで快感を得るタイプ。
受け身だけでは満たされにくく、セックスは“創るもの”という意識が強め。
旦那が一方的にリードしがちなら、役割交代を提案してみて。
「今日は私が主役」と伝えることで空気が変わります。
この診断を通して、
「自分は何を求めていて、どんなセックスが合っているのか?」
「旦那とはどこが噛み合っていて、どこがズレているのか?」
を客観的に見つめることができます。
気づきは、小さな違和感を見過ごさない第一歩です。
Q&A|よくあるセックスの悩みに答えます
パートナーとのセックスについて悩んだとき、誰にも相談できず、ずっとひとりで抱え込んでしまうことがあります。
ここでは、読者からよく聞かれる質問と、それに対する答えをまとめました。
どれも、正しさより「自分にとってどうか」を大事にする視点で答えています。
Q1:「話しても変わらなかったら?もう諦めるしかない?」
A:まずは「自分がどうしたいか」を明確にしてみましょう。
相手を変えることは難しくても、「自分の快感に正直になる」ことは今日からでもできます。
我慢し続けるのではなく、逃げ道や工夫も含めて選択肢を広げることが、回復へのヒントになります。
Q2:「不倫やセフレってやっぱり間違ってる?」
A:「正しい」「間違ってる」という考え方ではなく、「それを選んだことで、あなたの心と身体はどうだったか」が大切です。
罪悪感があるならやめるべきですが、安心や肯定感が生まれるなら、それもひとつの方法です。
誰かのルールではなく、「自分が幸せかどうか」で考えてみてください。
Q3:「私は性欲が強すぎるの?夫と合わないのは私のせい?」
A:性欲は人によって波があります。強いから悪い、弱いからダメ、というものではありません。
むしろ「私はどういう刺激で満たされたいのか」を知ることが重要です。
性欲は“管理すべきもの”ではなく、“理解すべきもの”です。
Q4:「自分の好みや性癖を話すのが恥ずかしいです」
A:その気持ちはとても自然です。誰でも「拒否されたらどうしよう」という怖さがあります。
でも、セックスは“合わせるもの”ではなく“話し合うもの”です。
最初は「最近こういうの気になるかも」くらいの軽い言い方からで大丈夫。
恥ずかしさの先に、安心できるセックスがあります。
Q5:「演技してしまうけど、本当は感じていません」
A:演技はその場の空気を壊さない手段かもしれませんが、あなたの心や身体には負担になります。
感じていないことに気づいていないふりをし続けると、だんだん自分の感覚がわからなくなってしまうことも。
まずは「感じるために必要なこと」を自分自身に問い直す時間を持ってみてください。
Q6:「改善したいのに、パートナーが興味を示しません」
A:相手が変わらないときは、自分のための時間や楽しみを育てることが大切です。
セルフプレジャーやエロコンテンツを通して、自分の快感に向き合うだけでも、気持ちに余裕が生まれます。
関係を変えるのが難しいなら、「自分の世界を育てる」という方向も選択肢です。
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まとめ|気持ちよさは、我慢じゃなく“選び取る”もの
セックスは「好きだからするもの」ではなく、「心と身体が自然に求め合えるもの」であるはずです。
愛情があっても、快感がないと感じたときは、無理に合わせず、一度立ち止まってもかまいません。
大切なのは、自分が何を望んでいるのかを丁寧に知ること。
気持ちよさは、与えられるものではなく、自分で見つけていくものです。
あなたにとって心地よいセックスが、無理なく自然に選べるようになりますように。
最後に
「快感は、誰かに与えられるものじゃない。自分で選び、自分で育てていくもの。」