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セックスレスなのにオナニーする旦那…その理由とレス解消のヒント

セックスレスなのにオナニーする旦那…その理由と関係をレス解消のヒント

どうも、SMTOYORUのヨルです。

セックスレスの状態が続く中、ある日、愛を誓った相手がオナニーをしていると知ったら──

あなたはどう感じるでしょうか?

ショック、寂しさ、怒り、呆れ…。

もしかすると、そこまで大きな感情じゃなくて、「ただ、なんで…?」という小さな疑問だったかもしれません。

でもその反応は、どれも正しくて自然なことです。

「性欲はあるのに、私とはしない」

そんな状況は、想像以上に心をざわつかせるもの。

だって、相手はただの“夫”ではなく、「この人と、愛を育てていこう」と誓ったパートナーだから。

この距離感は、セックスの問題だけでなく、「心のつながり」までもが離れていくように感じてしまうんです。

この記事では、

  • なぜ“愛する人”がオナニーばかりでセックスしないのか
  • それは拒絶なのか、それとも性癖や感覚のズレなのか
  • そして、ふたりが再び“つながる”にはどうすればいいのか

を、じっくりひも解いていきます。

あなたが今、抱えているその“モヤモヤ”には、ちゃんと意味がある。

ここから、その気持ちを大切にしながら読み進めてみてください。

では、イきましょう。

MOKUJI

なぜ旦那はオナニーをするのか?セックスを避ける本当の理由

夫婦のセックスがなくなって久しい中で、ふとした拍子に「夫がオナニーをしている」と知ってしまう。

その瞬間、「性欲はあるのに、なぜ私とはしないの?」と感じた人は少なくないはずです。

この章では、その裏にある“本当の理由”を心理・性癖・関係性の側面から整理していきます。

「性欲はあるのに私とはしない」その背景とは?

性欲がまったくないわけではないのに、妻とはセックスをしない。

この状態には、複数の要因が絡み合っています。

以下に主な背景を整理しました。

要因内容
性癖のズレ興奮のスイッチが妻と合っていないため、オナニーで自分の性癖を満たしている
精神的な距離会話やスキンシップの減少によって、夫婦の関係が“生活の仲間”化している
セックスへのプレッシャー「満足させなければ」「失敗できない」といった重荷を感じている
オナニーの習慣化セックスよりも簡単で安心な方法としてオナニーが定着している

男性にとって性欲とは、単に「相手としたい」という感情ではなく、「どんな状況・刺激に反応するか」という性的スイッチの影響が大きいものです。

そのスイッチが“妻ではない”というだけで、必ずしも愛情がないとは限りません。

「面倒・プレッシャー・義務感」セックスが“重く”なっていく男の心理

意外に思われるかもしれませんが、セックスに対して“気が重い”と感じている男性は少なくありません。

例えばこんな気持ちを抱えているケースがあります。

  • 「満足させなければいけない」というプレッシャー
  • 「途中で勃たなかったらどうしよう」という不安
  • 「最近疲れているのに、期待に応えないといけない」という義務感

こうした心理が積み重なると、セックスは“癒やし”ではなく“ハードル”になってしまいます。

その一方でオナニーは、

  • 自分のタイミングでできる
  • 失敗しない
  • 自分のフェチや好みに完全一致したAV・音声で満足できる

という、圧倒的に“ラクで確実な手段”となり、習慣化していくのです。

以下のように、セックスとオナニーでは心理的負荷に大きな差があります。

セックスオナニー
相手の満足を気にする自分の欲求だけを満たせばよい
成功・失敗がある安心して完結できる
準備や雰囲気作りが必要気が向いた時にすぐできる

セックスが“愛の確認”というより“義務感のある行為”になってしまうと、男性は無意識にオナニーへと流れていく傾向があります。

「気持ちの問題」よりも「性の好み」が原因のことも

「私のことがもう好きじゃないのかな」
「女として見られてないのかな」

そう感じる女性はとても多いです。

ですが、実際には“気持ち”の問題ではなく、性癖の方向性が違うだけというケースもあります。

具体例をいくつか挙げてみましょう。

夫が好む刺激妻がしていない/できないこと
Tバック・ランジェリーいつもフルバック・機能性重視の下着
責められたい性癖妻は恥ずかしくてSっぽくなれない
コスプレ・制服系全く想定外で「そんなの無理」と思っている

男性は“視覚やフェチ”によるスイッチが非常に強い傾向があるため、そのポイントに“妻が刺さらない”場合、セックスよりオナニーに流れやすくなります。

ただし、これは決して拒絶ではありません。

あくまで、「自分の好みに合った刺激を求めているだけ」なのです。

そしてそれは、「愛がない」わけでも、「魅力がない」わけでもないのです。

セックスレスでも「女として見てない」わけじゃない。性癖に“刺さってない”だけ

「私のこと、もう女として見てないのかな」
「オナニーはするのに、私とはしたくないってどういうこと?」

そんな風に思ったことがある人は多いかもしれません。

でも、男性の性欲やセックスに対するスイッチは、“愛情の有無”と必ずしも一致しないのです。

ここでは、「性癖」という視点から、そのズレがどう起こるのかを見ていきましょう。

好みのランジェリーや体型、フェチ的要素のズレ

男性の中には、特定の下着、体型、服装、シチュエーションに強く性的興奮を感じる人がいます。
それらが「性癖」や「フェチ」と呼ばれるものです。

例えば、下着一つとっても、好みは大きく分かれます。

フェチ対象興奮する人の例
Tバック・紐パンお尻フェチ・刺激強めが好きな人
フルバック・綿素材清楚系やリアルな日常感が好きな人
シースルーやレース素材妄想・視覚フェチ寄りの人
制服やコスプレ非日常のシチュエーションでスイッチが入る人

体型についても同じです。

  • スレンダー体型にしか反応しない人
  • 柔らかくてボリュームのある体型が好みな人
  • 胸やお尻に強いフェチがある人
  • 指や足、声など“部分フェチ”の人もいます

もし夫の性癖が妻の今のスタイルとズレていると、「妻=パートナー」「オナニー=性的満足」という構造になりやすいのです。

ただし、これは「妻が魅力的じゃないから」という話ではありません。

性的なスイッチの場所が、妻の“今の姿”と合っていないだけなのです。

性癖は“理屈じゃない”感覚の領域

性癖とは、理屈や好みを超えた“感覚的な反応”です。

なぜTバックだと興奮するのか、なぜ喘ぎ声にグッとくるのか、自分でも説明できないけど、確実に“反応してしまう”という領域です。

これは、下記のような特徴があります。

性癖の特徴内容
無意識で決まる成長過程や性の目覚めの影響が大きく、後天的に変えるのは難しい
他人とは共有しづらい恥ずかしさや偏見への恐れから、パートナーに言えない人も多い
実現しない方が興奮することもある「想像の中だけ」で満たす人も多く、オナニーが優先されやすい

つまり、性癖のズレは「合わない=悪い」ではなく、お互いの感覚をすり合わせる“余白”があるということでもあります。

たとえば、妻が普段は見せないような服やセリフをほんの少し試してみるだけでも、夫の性欲スイッチに近づくヒントになるかもしれません。

競合にない視点:「愛はある、でも性の興奮スイッチが違うだけ」

多くの情報サイトや体験談では、「夫がセックスを拒むのは気持ちが冷めたから」と説明されがちです。

でも実際には、「愛はある。でも興奮できない」という状態のほうが多いのです。

たとえばこんなケースもあります。

  • 妻のことは心から大切に思っている
  • でも、性癖的には動画の中の女性や音声作品の方がスイッチが入りやすい
  • 現実のセックスは気を遣いすぎて“抜けない”、自分の世界の方が楽

つまり、「妻を女として見ていない」のではなく、「妻とでは性的スイッチが入りづらいだけ」なのです。

これは、愛の否定ではありません。

むしろ、「愛と性が一致しないことがある」と理解できた時点で、

ふたりの距離は縮まる準備が整いはじめています。

男はどこで興奮する?視覚・聴覚・妄想…五感タイプ別に理解する

「なぜ旦那はオナニーでは興奮するのに、自分とはしないの?」

その答えのひとつに、“性欲のスイッチがどこで入るか”の違いが関係しています。

人によって、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・妄想(想像力)など、どの感覚で性的興奮が起こるかはバラバラです。

この章では、男性に多く見られる“性欲タイプ”を感覚別に紹介し、どうすればパートナーと交差点が見つけられるかを探っていきます。

視覚優位タイプ:下着・仕草・見た目に反応する

視覚で興奮するタイプは、「見た瞬間」に性的スイッチが入る人です。

AVを好む人や、フェチの対象が外見に強く現れる人に多く見られます。

視覚的な興奮要素
下着Tバック、レース、透け感のある素材など
動き・仕草髪をかき上げる、脚を組み替える、腰のひねりなど
パーツフェチお尻・胸・脚・指など、“見て”反応するフェチ
服装や演出制服、メガネ、タイトスカート、エプロンなど

このタイプの人は、普段見せない要素にドキッとすることが多いです。

たとえば、「普段は見せないTバックを今日は履いてみる」だけでも、意外な反応を引き出せることがあります。

また、日常生活の中でちょっとした仕草を意識するだけでも、視覚型のパートナーには強い刺激になります。

聴覚優位タイプ:声・セリフ・息づかいでスイッチが入る

聴覚に敏感なタイプは、耳からの情報でスイッチが入る人です。

女性の声、息づかい、恥じらいのあるセリフ、甘えた声、命令口調など、“音”で興奮する傾向があります。

聴覚的な興奮要素
声のトーン囁き声、甘えた声、低音ボイスなど
セリフ「もっとして」「好きにしていいよ」「やだ、でも…」など演出感のある言葉
息づかいゆっくりとした呼吸、切ない吐息
音声作品・ASMR女性の声のみの音声や、バイノーラル録音を好む人も多い

このタイプの男性は、“聞く快感”に非常に敏感です。

たとえば、行為中の声を少し変えてみるだけでも、普段より深い反応が返ってくることがあります。

また、最近は音声コンテンツ(ASMR、エロボイス作品)を使ってオナニーする男性も増えているので、“音”に特化した刺激が好きかどうかはチェックポイントです。

「五感複合型」「妄想派」なども含めた性欲タイプ診断への導線

実際には、視覚も聴覚も好きな“複合型”や、五感ではなく妄想の中で完結する“内向型”タイプも多く存在します。

タイプ特徴
五感複合型映像・音・匂い・触感が組み合わさることで興奮する。環境や演出が重要。
妄想派(内向型)実際の行為より“想像の中”での性に強く反応。1人の世界で完結しがち。
状況依存型ストレスや関係性の状態によって、刺激の種類が変化することもある。

妄想派の人は、「実際にセックスするより、自分で理想的なシナリオを思い描いているほうが気持ちいい」と感じており、現実のパートナーとの性行為では“現実感”が逆に興奮を冷ますこともあります。

このタイプに対しては、無理に現実のセックスに引き戻すのではなく、「どういう妄想が好きなのか?」「どんな声が刺さるのか?」などを探っていく対話が大切です。

ここまでで、自分のパートナーがどのタイプに近いか、少しヒントが見えてきたのではないでしょうか。

「旦那の性癖を知る」ことが、関係改善のスタートライン

セックスレスを解消したいと思ったとき、多くの人は「どうしたらセックスしてくれるのか?」と“行動”に目が向きがちです。

でも実は、もっと根本的な部分、つまり「パートナーが何に興奮するのか=性癖を知ること」こそが、スタートラインです。

性的な興奮のツボが分からないまま、努力しても空回りしてしまう可能性が高いからです。

ここでは、無理なく“旦那の性癖”を知っていくための方法と、その過程で大切な自分自身の性癖との向き合い方についてもお伝えしていきます。

観察すべきポイント:AVのジャンル、声、時間帯、頻度

旦那の性癖を知るために、いきなり「何が好きなの?」と聞くのはハードルが高いと感じる方も多いと思います。

そこで、まずは“観察”から始めてみるのがおすすめです。

以下のようなポイントを意識してみてください。

観察ポイントチェックすべき内容
AVのジャンルどんな系統か(制服、人妻、S/M、マッサージなど)ジャンルは性癖のヒントになります
声・演出セリフが多いもの?静かなもの?強い口調?優しい語り?
オナニーの時間帯寝る前?お風呂上がり?日中?習慣や心理状態が分かります
頻度週に何回くらいか、日課レベルか?疲れていてもするのか?

たとえば、「AVは制服系」「音声作品が多い」「夜ひとりで抜いている」などの傾向が見えてきたら、その情報は旦那の“性的な好み”の地図になります。

この時大切なのは、ジャッジしないことです。

「そんな趣味なの?」と驚いたとしても、まずは「へえ、そうなんだ」と一度受け入れる。

それだけで、パートナーの“本音の性欲”に一歩近づけます。

「何に興奮する?」と会話できるようになるまでのステップ

性の話をパートナーとするのは、たとえ夫婦でも恥ずかしいものです。

でも、徐々にステップを踏めば、無理なく“性癖トーク”ができるようになります。

無理なく話を広げていく3ステップを紹介します。

ステップ話題例コツ
1. 関連話題から「この前ネットで“声フェチ”って話題見たんだけど…」自分のことではなく“世間話”から入る
2. 自分の性癖を開示「私、実はちょっとこういうのも興奮するかも…」自分が先にオープンにすることで安心感を出す
3. 旦那の性癖を聞く「〇〇くんはどんなの好きなの?」恥ずかしそうに“フワッと聞く”がポイント

最初から「AV見てるの知ってるよ」と直球で言うよりも、軽いテンションで話せると、相手も心を開きやすくなります。

「恥ずかしいけど、ちょっと話してみたいな」

そんな空気を作れると、性について話せる関係に一歩近づきます。

妻が“自分の性癖”を知ることも大切な理由

相手の性癖を知ろうとするとき、同じくらい大切なのが、自分自身の性癖を理解することです。

なぜなら、性のズレは“お互い様”であることが多いからです。

「私って、どんな下着が好き?」「どんな言葉にドキッとする?」
「どんなシチュエーションだと気持ちが盛り上がる?」

こんな問いを自分に投げかけてみると、これまで気づいていなかった“自分の性の好み”に出会えるかもしれません。

自分に向けた質問例効果
普段どんな妄想をする?自分の性的な欲求を客観視できる
一番興奮したセックスのシーンは?好きな雰囲気やテンポが分かる
下着を選ぶとき何を基準にしている?見せる性・隠す性、どちらに近いかが分かる

“自分の性癖”を把握していれば、パートナーに合わせすぎて苦しくなることもありませんし、ときには「実はこっちの方が興奮するかも」と、ふたりの交差点が広がるきっかけにもなります。

関係改善の第一歩は、「性について話せる夫婦になること」

そのために、お互いの“好き”を知ることが欠かせません。

このあと、「性癖の交差点はどこにあるのか?」というテーマで、ふたりの間にある新たな可能性を探っていきましょう。

ふたりの“性癖の交差点”を見つけるには?

セックスレスを本気で変えていきたいなら、大切なのは「どちらかが相手に合わせること」ではなく、お互いの“ちょうどいい交差点”を見つけていくことです。

完全に一致する必要はありません。

“交差する一部”が見つかるだけで、セックスの再接続は始まります。

ここでは、そのための考え方と、実際にできる工夫を紹介していきます。

一致じゃなくて“交差”を探す視点が重要

性癖やフェチは、人によって本当にバラバラです。

すべてが一致することは、むしろ珍しいと言ってもいいでしょう。

でも、完全一致を目指すと、どちらかが無理をすることになり、結局うまくいかない…という悪循環に陥ってしまいます。

そこで大事なのが、「全部は一致しなくていい、交差してる部分を見つけよう」という発想です。

たとえば、こんな交差の見つけ方があります。

パートナーの性癖自分の性癖交差点の例
制服フェチ清楚系が好き制服風のワンピースを試す
声フェチ(囁き)恥ずかしいけど興味ありセリフごっこで遊んでみる
お尻フェチTバックは未経験ショーツの形を変えてみる

共通点を探すというより、「この部分なら重なるかも」と思えるところを探してみる。

その意識だけで、性への壁は少しずつ柔らかくなっていきます。

服・言葉・シチュエーションの実験

性癖の交差点は、実際に“試してみる”ことでしか見えてこない部分もあります。

「やってみたら、意外と楽しかった」「予想よりもドキドキした」

そんな体験が、ふたりの関係を前向きに動かしてくれます。

試しやすいポイントをいくつか紹介します。

実験のテーマ具体例ポイント
普段と違う下着、部屋着、ちょっと露出が高い服ランジェリー専門店で選ぶのも◎
言葉セリフごっこ、名前で呼ぶ、囁く、甘えた声セリフはスマホメモに書いて練習すると楽
シチュエーションお風呂で始める、AVを一緒に見る、暗い部屋で触れ合う普段と違う「きっかけ」や「空間」を用意してみる

「本格的にやる」のではなく、“お遊び”くらいのテンションで気軽にやってみるのがコツです。

うまくいかなかったら笑えばいい。

うまくいったら、また一歩前進。

それくらいの気持ちで試してみると、ふたりの間の空気が少しずつ変わっていきます。

拒否ではなく「すれ違い」として向き合う勇気

セックスレスの中で、相手が自分に興奮しないと感じると、「拒絶された」「愛されていない」と思ってしまいがちです。

でも、性の問題は多くの場合、拒絶ではなく“すれ違い”です。

たとえば、

  • 相手は「優しくしすぎると勃たない」
  • 自分は「恥ずかしいから甘えられない」
  • 相手は「癒されたい」
  • 自分は「求められたい」

これだけでも、同じ行為をしていても感じ方がまったく変わってしまいます。

すれ違いを解消するには、「相手の好き」も、「自分の好き」も、ジャッジせずに受け止めること

恥ずかしさや怖さもあると思いますが、それを言葉にできた時、関係はぐっと近づきます。

誰かの「正解」ではなく、ふたりにとっての“心地いいエロさ”を一緒に作っていく

それが、交差点を見つけるということなのです。

夫婦の性を取り戻すための5つのステップ(実践編)

性の話は、ときに照れくさくて、重たくて、避けたくなるものです。

でも、セックスレスを変えていくには、“感情”だけでなく“行動”が必要です。

ここでは、実際にできる5つのステップを紹介します。

「今日できること」から無理なく、ふたりの“性の再接続”を進めていきましょう。

① オナニーを責めず、まずは観察と理解から

「セックスはしてくれないのに、オナニーはする」

この状況を知ると、どうしても責めたくなる気持ちが湧いてきます。

でも、まずは責める前に“なぜそうしているのか”を冷静に観察することが大切です。

観察ポイント理由
どんなAVを見ているか性癖・好みが反映されやすい
どのタイミングでしているかストレス処理か、性的欲求かの見極め
どのくらいの頻度か日常化しているか、逃避傾向かを判断

観察は“探る”ことではなく、「相手が何を欲しているのかを理解する視点を持つ」という行為です。

ここで責めてしまうと、相手は“自分の性癖や欲望を隠す”ようになり、さらに距離が生まれてしまいます。

まずは「この人はどうやって性を満たしているんだろう?」という、フラットな目線から始めましょう。

② コミュニケーションで「性」をタブーにしない

多くのカップルがセックスレスに陥る原因のひとつは、「性について話すこと自体がNG」になっていることです。

でも、会話にしない限り、性癖の交差点は一生見つかりません。

とはいえ、いきなり真面目に話し合おうとすると、相手が構えてしまいます。

まずは、こんな“ゆるいトーク”から始めてみてください。

話題例コツ
「最近よく聞く“〇〇フェチ”って知ってる?」世間話ベースで話す
「昔、こういうシチュエーションに興奮したかも…」自分から少し開示してみる
「AVとか見るときって、ジャンル決まってる?」なんとなく聞いてみるスタイルで

性の話を“ふつうの話題”として扱えるようになると、心の距離も自然と縮まっていきます。

③ 自分の性癖・興奮ポイントを知る時間を作る

パートナーの性癖ばかりを気にして、自分の性を置き去りにしていませんか?

自分が何に興奮するのか、何を求めているのかを知らないと、合わせるだけになって疲れてしまいます。

自分の“性の好み”を知るヒントになる問いをいくつか紹介します。

質問意図
一番気持ちよかったのはどんなシチュエーション?好きな流れ・雰囲気がわかる
どんな言葉を言われるとドキッとする?言葉責め・甘え・主導権などの傾向を探る
一人のときに妄想するパターンは?自分だけの“快感ルート”を客観視できる

自分の性癖を知っておけば、相手に「こんなこと試してみたいな」と自然に伝えることもできます。

セックスは“合わせるもの”ではなく、“楽しみ合うもの”へ。

そのための第一歩として、自分を知る時間をぜひ作ってみてください。

④ 一緒に“新しい性の形”を試す提案(動画・音声・ロールプレイ etc)

性癖の交差点が見えてきたら、ふたりで「試してみること」が次のステップです。

「ちょっとやってみようよ」と提案してみるだけで、関係性がぐっと柔らかくなります。

提案しやすいものをいくつかご紹介します。

提案内容難易度
一緒にAVを見る旦那の趣味をリサーチする目的でも◎
セリフごっこスマホに書いてお互い言ってみる
音声作品を一緒に聞く聴覚型の興奮を探るきっかけに
コスチュームやランジェリーを試す視覚型の人にはとても効果的中〜高

大事なのは「上手にやること」ではありません。

「ふたりで楽しめるかどうか」です。

笑って終わるくらいの感覚で、まずは“いつもと違う刺激”を試してみてください。

⑤ 必要なら、性カウンセリング・性教育コンテンツも視野に

「どうしても話し合えない」
「性のことをどう扱っていいか分からない」

そう感じたときは、プロの手を借りるのもひとつの方法です。

最近では、性に関するカウンセリングや、YouTubeやPodcastなどの性教育コンテンツも増えています。

サポートの種類特徴
性カウンセリング第三者の立場から、冷静な対話を導いてくれる
オンライン講座夫婦で一緒に視聴できる形式も多い
性教育系YouTube・Podcast知識・会話のきっかけとして使える

「性について誰かに相談するのは恥ずかしい」

そう感じるかもしれませんが、それだけで関係が改善することもあります。

大切なのは、「ふたりの関係をどうしていきたいか」を軸に考えることです。

このステップを踏んでいけば、セックスは“やるかやらないか”の話ではなく、“ふたりで作っていく親密さ”へと変わっていきます。

ワーク|性癖の交差点チェックリスト

「セックスがしたい/したくない」の対立から抜け出すには、お互いの“性的な興奮ポイント”を、冷静に比較・共有してみることがとても有効です。

ここでは、その第一歩として使える「性癖の交差点チェックリスト」をご紹介します。

相手の好みを直接聞けない場合でも、観察や推測を通じて“共通点”や“ヒント”が見えてくるかもしれません。

性癖の交差点チェックリスト

質問自分旦那(予想 or 観察)
AVの好み〇〇〇〇
フェチ(下着・声・体型など)〇〇〇〇
プレイスタイル(S/M、受け攻め、雰囲気)〇〇〇〇
シチュエーション(場所、演出)〇〇〇〇
視覚・聴覚どちらに反応しやすい?〇〇〇〇
どんなセリフや態度に興奮する?〇〇〇〇

※「旦那」の欄は、会話・AVの傾向・日々の言動から“推測”するだけでもOKです。

なぜこのワークが効くのか?

  • 客観的に見ることで「興奮のポイント」が明確になる
  • 自分にも「こういうの好きだったかも」と気づくきっかけになる
  • 無理に一致させようとせず、“どこなら重なるか”を探せる
  • 「話してみる」きっかけになる(会話ツールとして使える)

活用のコツ

  1. 気軽に書いてみる(深く考えすぎない)
  2. 「違う部分」に注目するより、「似てるかも?」を探す
  3. 恥ずかしくなければ、パートナーと一緒にやってみる(ゲーム感覚で)
  4. 一致していなくても、「試してみたいリスト」として活用できる

例:ある夫婦の記入イメージ

質問自分旦那(観察)
AVの好み恋人系・癒し系制服・痴女系
フェチ声フェチ(低音)下着フェチ(Tバック)
プレイスタイル甘えたい派責められたい派(M寄り)
シチュエーション電気を暗くして静かにライトあり・ちょっと演出重視
反応する感覚聴覚・触覚視覚
セリフや態度優しく名前を呼ばれる命令口調で責められるのが好きそう

➡ 完全には一致していないけれど、

・「セリフプレイならできそう」

・「少しセクシーな下着なら試せるかも」

など、“交差する余地”が見つかるようになります。

最後に:違っていてもいい。“重なりそうなところ”があれば十分です

性癖の一致は、そもそもそんなに簡単に起きるものではありません。

でも、「どこなら少し寄せられるか」「どうすればお互い無理せず楽しめるか」

そんな視点を持てるようになるだけで、夫婦の性は変わっていきます。

このリストを、“セックスの再スタートマップ”として使ってみてください。

身体の相性を軽く見てはいけない理由

ここまで、性癖のすれ違いをどう理解し、どう歩み寄っていくかについてお伝えしてきました。

  • 旦那の興奮ポイントを観察する
  • 自分の性癖を整理して言葉にする
  • 交差するポイントを探して試してみる
  • 「性」について自然に話せる関係を目指す

こうした実践によって、多くの夫婦がもう一度つながりを取り戻すきっかけを作ることができます。

ですが、それでもどうしてもうまくいかないと感じることがあるかもしれません。

その原因のひとつが、「身体の相性」の問題です。

愛がすべてを解決するわけではない

「愛があれば、セックスなんてどうにでもなる」
それは理想論かもしれません。現実はもう少し複雑です。

  • セックスがうまくいかない
  • どちらかがいつも不満を感じている
  • 会話や試行錯誤を重ねても、何かが“噛み合わない”

そういった違和感の裏にあるのが、身体の相性の問題です。

これは、「好きだから努力する」とか「演じれば何とかなる」といった気持ちだけでは越えられない壁になることがあります。

相性は“理解すればいい”というものではない理由

相性は、理解すれば何とかなると思われがちです。

たしかに、知る・話す・試すことはとても大切です。

でも、どうにもならない“本質的なズレ”があるのも事実です。

たとえば、ふたりとも“どM”な性質だった場合。

  • どちらも受け身なので、プレイが進まない
  • 相手に主導権を握られることを期待し続け、どちらも満たされない
  • 無理にどちらかが“Sっぽく”振る舞っても、本質的には興奮できない
  • 演じる側は虚しさを感じ、やがてセックスに抵抗感を持つようになる

こういったケースでは、愛があっても“性のスイッチが噛み合わない”ため、長期的にはどちらも満たされない状態が続いてしまいます。

タイプの組み合わせセックスの傾向課題
どM × どM主導権が不在/刺激不足そもそもプレイが成立しにくい
どM × 演じたS一方だけ満足/もう一方は虚無セックスへの拒否感が出やすい
どS × どMバランスがよく、互いに満たされやすい相性が合えば長期的安定へ

どちらかが演じ続ける関係は、「義務感のセックス」や「相手の欲望に応えるだけの存在」になりやすく、やがてセックス自体が苦痛になってしまうこともあります。

「満たされないまま付き合い続ける関係」も、選択肢の一つ。でも…

本音を言えば、セックスに満足できないまま関係を続けていくのは、とても辛いことです。

  • 頑張って演じても、結局自分は何も感じない
  • 自分ばかりが合わせて、疲弊してしまう
  • 一緒にいるはずなのに、ずっとひとりでオナニーしてるような感覚になる

そんな状態が続くと、セックスレスの問題は、単なる“性の問題”ではなく、“自分の存在価値”や“人生の選択”にまで影響してきます。

相性が合うことは、ただの贅沢ではない

相性がいい関係というのは、“自然に気持ちよくなれる”とか、“言葉にしなくても分かり合える”とか、そういうレベルの話だと思われがちです。

でも実際には、

  • 「素直に欲望を出せる」
  • 「自分の“好き”を否定されない」
  • 「演じなくても、気持ちよくなれる」

これこそが、身体の安心感と精神のつながりを生む最重要ポイントなんです。

そしてこの相性が合うかどうかは、「後から作る」のではなく、「最初から存在するかどうかを見極める必要があるもの」でもあります。

だから、身体の相性を大切にしてほしい

過去は変えられません。でも、
これから“何に時間を使って生きていくか”は、自由に選べます。

  • ずっと我慢し続けて、相手に合わせ続けるのか
  • それとも、最初から心も身体も通じ合える相手と、新しい関係を築いていくのか

相性がすべてではありません。
でも、それを軽視して「努力すればなんとかなる」と信じ込むことこそが、いちばん危険なのです。

セックスの相性は、“贅沢”ではありません。
それは“つながる力”であり、“生き方の相性”でもあるのです。

このセクションを入れることで、読者は「我慢の先にある未来」か、「本質的に満たされる未来」か──

自分の気持ちにちゃんと目を向ける視点を持てるようになります。

よくある質問(Q&A)

セックスレスやパートナーのオナニーに向き合うとき、心の中に湧いてくる「でもこれって変なのかな?」「私だけなのかな?」という不安や疑問。

ここでは、実際に多くの女性が感じている“よくある悩み”に対して、一つずつ丁寧にお答えしていきます。

Q:「オナニーしてる=浮気?」と感じるのはおかしい?

A:おかしくありません。

特にセックスレスの状態が続いている中で、相手がオナニーをしていたら、「私以外のもので欲望を満たしている」と感じて、ショックを受けるのは自然な反応です。

ただ、法律上や倫理的には「オナニー=浮気」ではありません。

しかし、“感情的な裏切り”として受け止める人がいるのは当然のことです。

大切なのは、「浮気かどうか」ではなく、あなたがそれによってどう感じたかを、ちゃんと扱ってあげることです。

Q:「セックスしてくれないのは私が悪い?」

A:いいえ、必ずしもそうではありません。

セックスを避ける理由は、相手側の性癖、心の状態、プレッシャー、習慣など、さまざまです。

たとえば、

  • 性癖が合っていない(刺激が足りない)
  • セックスに失敗した経験から不安になっている
  • 精神的に余裕がなく、行為そのものを避けている

など、“あなたの魅力や努力”とは無関係の要因であることが多いのです。

「私が悪い」と思い込むことは、自己否定につながってしまいます。

まずは、「私のせいかも」と感じた理由を、少しずつひもといてみることから始めてください。

Q:「話し合おう」と言い出すのが怖いんだけど…

A:怖いと思うのは、ふつうのことです。

セックスやオナニーの話題は、とても繊細で、誰にとっても簡単に口にできるものではありません。

でも、それでも言葉にしていくしか、関係を変える手段はありません。

言い方に悩む方は、以下のような“入り口の言葉”から試してみてください。

シチュエーション言い方のヒント
普通の会話の中で「最近、ちょっとモヤモヤしてることがあってね」
軽い雰囲気で「真面目な話してもいい?」
自分の感情として「私がこう感じてること、ちゃんと伝えておきたくて…」

伝えること=責めることではありません。

「この先どうありたいか」を共有する、対等な会話です。

怖くても、少しずつでいいので、“話せる関係”を目指してみてください。

Q:私もオナニーしてるけど、それって変?夫に言っていい?

A:まったく変ではありません。

むしろ、自分の欲望を自分で知ることは、パートナーとのセックスにとっても大切な準備になります。

ただし、伝え方には少し工夫が必要です。

相手が“性についてオープンに話せるタイプ”なのかどうか、まず見極めましょう。

もし言うなら、こんな風に言ってみると自然です。

  • 「実は私も、ひとりでしてることあるんだ」
  • 「〇〇っていうの、ちょっと気になって試してみたことある」
  • 「私も自分のこと、もっと知りたいと思ってる」

“恥ずかしさ”を共有することで、相手との距離が縮まることもあります。

どの質問も、誰かに話すのが恥ずかしい内容かもしれません。

でも、あなたが感じたその迷いや不安には、ちゃんと理由があるんです。

一歩ずつ、自分と相手を理解する時間にしていきましょう。

ここまで読んでくれたあなたにおすすめ記事です。

まとめ

セックスレスの中で、旦那がオナニーをしていると知ったときに感じた傷つきや疑問──それには、ちゃんと理由があります。

これは“あなたひとり”の問題ではなく、夫婦ふたりで向き合うべきものです。

「私が変わらなきゃ」と無理に合わせる必要はありません。大切なのは、ふたりで再びつながるための方法を、一緒に探していくことです。

最後に

身体が冷めて、愛が残っただけ

MOKUJI