どうも、SMTOYORUのヨルです。
たぶん、好きじゃないです。
「彼氏のことが好きだけど、最近なんだか疲れる」
「別れたいとは思っていないけれど、正直しんどい」
そう感じているなら、それはあなたの心が出している小さな異変のサインかもしれません。
彼が悪いわけではない、優しいところもあるし、大きな不満があるわけじゃない。
だから別れを考えるなんて、自分がわがままなのではと悩んでしまうのも無理はありません。
けれど、もしあなたが心のどこかで「もう限界かもしれない」と感じているのなら、その気持ちを“好き”の一言でごまかすのは、少し危険です。
本当に愛している相手と一緒にいるとき、人は安心し、満たされ、自然体でいられるものです。
もし今のあなたが、気を張り続けたり、無理に笑ったりしているのだとしたら、その「好き」は、愛ではなく依存や執着にすり替わっている可能性があります。
このまま彼との関係を続けていていいのか。別れたいと思う自分は間違っているのか。
はっきりした答えが出せないまま、時間だけが過ぎていくことこそが、あなたにとって最も苦しいことかもしれません。
この記事では、「彼氏が好きだけど疲れた、別れたい」と悩むあなたが、言い訳ではなく自分の本音と向き合うための視点をお届けします。
少しでも心が引っかかったなら、どうか最後まで読んでみてください。
これは誰かを否定するためではなく、あなた自身があなたを大切にするための記事です。
では、イきましょう。
彼氏が好きだけど疲れた。それは“愛”ではなく“依存”かもしれません
「彼のことは好き。でも、一緒にいるとしんどい」そんなふうに感じているとしたら、それはあなたの心が静かに知らせてくれている違和感かもしれません。
自分の気持ちに気づけているということは、それだけでとても価値のあることです。無理に「好きなはず」と思い込もうとすると、自分の本音からどんどん遠ざかってしまいます。
愛とは本来、もっとあたたかくて心地よいものです。ありのままの自分でいられて、気をつかわずに過ごせる関係のはずです。けれどもし今のあなたが「一緒にいると疲れる」と感じているのなら、それは本当の意味での愛とは少し違うものになっている可能性があります。
たとえばこんなことはありませんか
- 彼の前でなんとなく無理に明るく振る舞ってしまう
- 気づいたらいつも彼に合わせて予定を決めている
- 本音を伝えるより、空気を読んで我慢することが増えた
- 嫌われたくなくて、つい自分の気持ちを後回しにしてしまう
- 別れたい気持ちがあるのに「でも好きだから」で打ち消している
このような状態が続くと、恋愛は安心や幸せをくれるものではなく、自分を消耗させるものになってしまいます。愛という言葉でラッピングされていても、その中身が依存や不安でできているなら、それはあなたにとって本当の意味での愛情とは呼べないのではないでしょうか。
愛と依存の違いを簡単に整理すると以下のようになります
愛 | 依存 | |
---|---|---|
一緒にいると | 自然体で安心できる | 緊張して気を張ることが多い |
自分の感情 | 落ち着いて向き合える | 不安に振り回されやすい |
相手の存在 | 尊重し合える関係 | 失うことが怖くて執着する |
離れているとき | お互いに信頼していられる | 不安や疑いが強くなる |
疲れてしまう恋は、あなたが悪いわけでも彼が悪いわけでもありません。
ただ、自分を守るためには、その関係が今のあなたにとって健やかなものかどうかを見直す必要があります。好きという感情の中に、無理や我慢が入り込んでいないかを確かめてみてください
別れたいのに好き、という感情は本当に矛盾しているのか
「別れたいのに好き」その感情に戸惑っているあなたは、自分の中にある矛盾に振り回されているように感じているかもしれません。でもその気持ちは、矛盾ではなく混ざり合ってしまった別の感情の集合体かもしれません。
たとえばこう思っていませんか
「別れたくないのは、まだ好きだから」
「ここまで続けてきたし、彼を手放すのはもったいない」
「誰かに必要とされている自分が消えてしまいそうで怖い」
このような思いの中にあるのは、本当の“好き”だけではないはずです。恐れや不安、期待や執着が混ざると、感情は濁り、本来の輪郭が見えにくくなります。
好きという気持ちの中に
- 一人になるのが怖い
- 嫌われることに対する恐れ
- 誰かに必要とされていたいという承認欲求
- ここまで付き合った時間への執着
- 傷つけたくないという自己保身
こうしたものが入り込んでいれば、あなたの心が混乱するのは当然です。
そしてもうひとつ大事な視点があります
別れを考えるほどにあなたが疲れているのなら、その“好き”は感情の取り違えかもしれません。本当に愛している相手と一緒にいるとき、心はここまで迷いません。少なくとも、ここまで苦しくなることはないはずです。
一度、言葉にしてみてください
「私はなぜ別れたいと思ったのか」
「それでも好きだと思ってしまう理由は何か」
感情は名前を与えることで初めて整理できます。頭の中でぐるぐるしているだけでは、心はいつまでも着地しません。
自分の気持ちを言語化することは、感情を切り捨てることではありません。
むしろ本当の気持ちを見つけるための、いちばん誠実な向き合い方です。
優しさに縛られていませんか。「いい人だから別れられない」という幻想
彼は優しいし、誠実で、あなたにひどいことをしたわけではない。
だからこそ別れを選ぶことに抵抗があるのは理解できます。ただ、それは本当に彼に対する思いやりなのでしょうか。
もしかするとあなたは、彼を傷つけたくないからではなく、自分が“冷たい人間になりたくない”から迷っているのかもしれません。優しい彼を手放すのが怖いのではなく、優しそうに見られている自分のイメージを壊すのが怖いのではないでしょうか。
「彼に悪いことをしていないのに、別れるなんてひどい」「こんなに優しい人はいないのに、私が捨てるなんておかしい」そんなふうに感じているなら、その感情の奥には“自分は正しい人間でいたい”という意識があるはずです。
でもその優しさは、実はとても自己中心的です。
相手の気持ちを考えているように見えて、実はずっと自分の評価や印象ばかりを気にしている。優しさという言葉を使って、自分の決断から逃げているだけの状態です。
- 「私の感じ方が間違ってるのかも」と思って自分の違和感をなかったことにしている
- 「別れたい」と思っているのに、それを言うことで悪者になるのが怖い
- 「でも優しいし」と繰り返して、変わる努力を放棄している
- 優しい彼を失うのが惜しいのではなく、優しさに包まれた“関係ごっこ”を失いたくないだけ
本当に優しい人は、自分を壊してまで他人に優しくはしません。
そして本当に自分を大切にする人は、優しさのフリで自分の気持ちを殺したりはしないはずです。
相手が悪くないからといって、あなたが我慢し続ける理由にはなりません。
それは優しさではなく、ただの逃げ道です。
【セルフチェック】その“好き”は愛情?それとも依存?
「別れたいけど好き」という感情は、そのまま信じれば信じるほど、あなた自身の本音から遠ざかってしまいます。いま感じている“好き”の正体が何なのか、少し冷静な視点から整理してみましょう。
まずは以下のセルフチェックをやってみてください
あなたはいくつ当てはまりますか
- 彼に言いたいことがあっても、空気を壊したくなくて我慢してしまう
- 会うたびに気を使って疲れるのに、「また会いたい」と自分に言い聞かせている
- 「嫌われたらどうしよう」と考えることがよくある
- 一緒にいても、どこか孤独を感じる
- 「でも優しいし」「悪い人じゃないし」と頭で打ち消すクセがある
- 彼との思い出があるから、簡単に終わらせられない気がしている
- 別れたあとの自分を想像すると、怖くて前に進めない
- 今さら別れても、時間を無駄にしたような気がして動けない
- 彼のためにしてきたことを無駄にしたくない
- 自分が我慢すればうまくいく気がしている
- 恋愛がうまくいかないのは、私に魅力がないからだと思ってしまう
- 別れを選んだら“失敗”になるような気がしている
- 誰かに必要とされている感覚を、彼との関係で保っている
- 一人になったとき、自分に何が残るのか想像できない
- 「こんなに私を想ってくれる人はいない」と思い込もうとしている
当てはまる項目が多いほど、あなたの“好き”の中には愛情以外のものが含まれている可能性があります。感情の中に入り込んでくるものは、愛だけとは限りません。不安、恐れ、寂しさ、義務感、承認欲求、執着。そういったものが混ざってくると、心は本当の気持ちを見失っていきます。
では、今のあなたの感情を言葉にしてみてください
「好き」と思っている気持ちは、本当に“愛”に近いものですか
それとも、次のどれかではありませんか
- 情
- 依存
- 義務感
- 執着
- 自己肯定感の低さからくる不安
- 一人になる恐怖
- 罪悪感
- 自分への甘え
- 期待している未来像への執着
感情を整理することは、感情を否定することではありません。混ざり合ってしまった気持ちに言葉を与えることが、あなたの心を救う第一歩になります。
まずは静かに、自分に問いかけてみてください
「私はなぜ疲れているのか」
「私はなぜ別れたくないと思っているのか」
「それでも“好き”だと思っている理由は何か」
どんな答えが出てきてもかまいません。
言語化された瞬間に、あなたの中で何かが静かに動き出します。
恋愛でもセックスでも、自分の本音を殺す癖がある人はマグロになる
「彼氏が好きだけど疲れた」
「別れたいけど決められない」
そう悩んでいるあなたは、もしかしたら恋愛の中で、ずっと本音を隠してきたのではありませんか。
好きだから我慢してきた
嫌われたくなくて合わせてきた
相手の気持ちを優先して、自分の気持ちは後回しにしてきた
それを「思いやり」や「優しさ」だと思っていたかもしれません。
でも実際には、自分の本音を言わないまま、関係の中で“マグロ”になっていただけかもしれません。
こんなふうに思い当たることはありませんか
- 本当はしてほしいことがあるのに、言えない
- 誘われたら応じるけど、自分から求めたことがない
- 「彼が満足してくれればいい」と思っている
- 何か不満があっても、言ったところで変わらないとあきらめている
- 自分の欲を口にするのは、ワガママだと思っている
恋愛でもセックスでも、ずっと受け身のままでいた結果、あなたは何も得られていないと感じていませんか。
疲れたのは彼のせいじゃないかもしれません
ずっと自分の気持ちを殺してきた、その積み重ねがしんどくなってきただけかもしれません
自分を出さない人に、相手は踏み込めません
何がほしいのか分からない人に、愛は届きません
そして一番怖いのは、本音を隠す癖がそのまま“自分らしさ”になってしまうことです。
我慢して、合わせて、何も言わない
そんな恋愛を続けていると、「本当の私は何を求めていたんだっけ」と分からなくなります
それが“マグロ”という言葉の正体です。何も感じていないのではなく、感じていないふりを続けているうちに
“感じられない人”になってしまうことなのです。
言い訳ばかりのあなたが踏み出すための3ステップ
「彼氏が好きだけど疲れた」
「でも別れられない」
「私が我慢すればいいだけ」
そうやって同じ場所をぐるぐるしているうちに、あなたの心はすり減っていませんか。
言い訳はいくらでも作れます。
でも、言い訳で押し込めた本音は、あなたの中に確実に残り続けます。
それがじわじわと、あなたの自己肯定感を削っていくのです。
ここでは、そんなループから抜け出すための3ステップをご紹介します。
決して難しいことではありません。
でも、どれも“自分に正直になる覚悟”が必要なステップです。
①「疲れている自分」を否定しない
もう疲れているのに、「まだ頑張れる」「私が弱いだけかも」と、自分を責めていませんか。
けれど、あなたが感じている“疲れた”は、あなたにしか分からない本音です。
それを見て見ぬふりをするほど、心の声は聞こえにくくなっていきます。
「もう無理かもしれない」
「正直、この関係がしんどい」
その気持ちを、まずは自分の前だけで認めてください。
それだけで、少し息がしやすくなるはずです。
②「相手ではなく自分」に意識を向ける
「彼は悪くない」
「優しい」
「私が変わればうまくいく」
そうやって彼のことばかり考えていませんか。
でも、本当に向き合うべきなのは“あなた自身”です。
- 私は今の関係で笑えているか
- この恋愛が私の人生を幸せにしているか
- 続けることで、自分を大切にできているか
相手に優しくする前に、自分にちゃんと優しくできているかどうか。そこから目をそらしたままでは、前には進めません。
③「自分に正直になること」を怖がらない
本音を認めるのは、勇気がいります。
「別れたいと思っている自分」
「好きかわからなくなっている自分」
そんな自分を認めるのは、怖いことです。
でも、自分に正直になることは、わがままでも弱さでもありません。むしろ、それがないまま続く恋愛こそ、あなたを一番傷つけます。
正直になった瞬間、あなたの選択肢は必ず変わります。自分の本音を直視した人だけが、本当に幸せな恋愛を選べるからです。
変わらない日々に慣れてしまう前に。
まずは、何よりも自分の気持ちに正直になることから始めてみてください。
それでも別れが怖いときは、“優先順位”を問い直してみてください
「わかってるけど、それでも別れたくない」
ここまで読み進めても、そう思ってしまうなら、あなたの中にはまだ“怖さ”が残っているのだと思います。
それは自然なことです。誰かとの関係を手放すとき、そこには必ず喪失がつきまといます。情、思い出、安心感、期待。手放すものが多ければ多いほど、人はその一歩を躊躇します。
でも、その関係を続けることで、自分が壊れていく予感もまた、あなたはきっと感じているはずです。
だからこそ、一度問い直してほしいのです。
“今の自分にとって、何を一番大切にするべきか”を。
彼の気持ちを優先することは、あなたを優しい人に見せてくれるかもしれません。
でも、あなた自身の気持ちを犠牲にし続けた先に残るのは、“よく頑張った”ではなく“なんで何も言えなかったんだろう”という後悔かもしれません。
「傷つけたくない」「嫌われたくない」その気持ちがあることも事実です。
でも同時に、「自分を守りたい」「このままじゃ無理かもしれない」と感じていることもまた、本音です。
そして、その二つは決して矛盾していません。
相手を傷つけないように丁寧に向き合うことと、自分の気持ちを大切にすることは、両立できます。
むしろ、本気で誰かに向き合うというのは、自分の本音から逃げずに、ちゃんと話すということです。
たとえその結果が別れであっても、それはあなたが“誰かのため”ではなく、“自分のため”に決めた選択です。
「自分を守ること」は、決して冷たいことではありません。
それは、誰かに優しくするために、まず必要な強さです。
あなたが“自分の気持ち”に一番優しくなれる人であってほしい。
たったそれだけで、これまでとはまったく違う恋愛のステージが始まるはずです。
Q&A「好きだけど別れたい」に迷う方がよく抱く疑問と答え
恋愛に正解はありません。だからこそ、「好きだけど別れたい」と思う感情に対しても、ひとつの答えでは片づけられないのが現実です。ここでは、よくある迷いにひとつずつ向き合いながら、自分の答えを見つけるためのヒントをお届けします。
Q. 別れたら後悔しませんか?
後悔する可能性は、ゼロではありません。
でも、それは「別れたから後悔した」のではなく、「自分の気持ちにちゃんと向き合わないまま決めたから後悔する」のです。
あなたがきちんと考えて、今の気持ちに正直になって決めた選択なら、それはたとえ苦しくても、“納得できる後悔”になります。
それができずに流されたまま続けてしまうと、“やめなかったこと”にいつか後悔するかもしれません。
Q. 私がわがままなんでしょうか?
あなたが誰かの気持ちを大切にしようとする人だからこそ、そう感じるのだと思います。
でも、自分の気持ちを優先したいと思うことは、わがままではありません。
むしろ、自分を犠牲にし続ける恋愛のほうが、どこかで相手にも無理をさせてしまいます。
あなたがあなたを大切にすることで、ようやく誰かとの関係も本当の意味で優しくなれるのです。
Q. どうやって気持ちを伝えたらいいか分かりません。
完璧な言葉は必要ありません。
「うまく言えないけど、今の気持ちをちゃんと伝えたい」それだけで十分です。
相手を傷つけないようにと考えすぎてしまうかもしれませんが、一番傷つけるのは、本音を曖昧にしたまま相手に期待させ続けることです。
言葉が下手でも、誠実さは必ず伝わります。怖くても、自分の気持ちをそのまま話してください。
Q. そもそも私は本当に別れたいのか、自信がありません。
その迷いがあること自体、自然なことです。
人は、何かを失うかもしれないときに、本音すら疑いたくなるものです。
でも、「このままでは苦しい」と感じているなら、それがすでにあなたの中にあるサインです。
別れるかどうかより先に、「私はどうしたいのか」を丁寧に見つめることから始めてください。
気持ちは急がなくても、無視しないことが何より大切です。
ここまで読んでくれたあなたにおすすめ記事です。
まとめ|あなたが幸せになるために、“嘘の好き”は手放していい
「好き」という言葉に縛られて苦しくなっているなら、その気持ちは一度疑ってみてもいいのです。
疲れているのに続ける恋は、あなたの心を少しずつ削っていきます。
自分の本音に正直になることは、決して逃げではありません。
我慢を重ねる恋愛が当たり前だと思わなくて大丈夫です。
あなたがあなたを大切にすることが、幸せな恋愛のスタートラインになります。
最後に
「気づいてるくせに、気づかないふりが上手になっただけ。」